馬産地ニュース

社台スタリオンSで種牡馬展示会が開かれる

  • 2009年02月18日
  • 新種牡馬アドマイヤジュピタ
    新種牡馬アドマイヤジュピタ
  • 新種牡馬アドマイヤメイン
    新種牡馬アドマイヤメイン
  • 新種牡馬チチカステナンゴ
    新種牡馬チチカステナンゴ
  • 新種牡馬メイショウサムソン
    新種牡馬メイショウサムソン
 有力種牡馬を多数抱える社台スタリオンステーションの種牡馬展示会が17日午前11時30分、同スタリオンで開催された。当日は、あいくにく悪天候。折からの雪で千歳空港発着便の多くが欠航するなか、北海道内の生産者はもちろん、馬主、報道陣ら約800人の関係者で会場が埋め尽くされた。

 前日に浦河町で引退祝賀会を開催したメイショウサムソン(牡6歳、父オペラハウス)の松本好雄オーナーも駆けつけて「こうして種牡馬としてお披露目できることは、まるで夢のようです」と愛馬の新しいスタートにエールを送った。
 「以前と異なり、今は種付の解禁が早くなっているので展示会の持つ意味合いもずいぶんと変わってきましたよね」と同スタリオンスタッフが言うように、メイショウサムソンも2月1日からすでに9頭の繁殖牝馬に配合を行っている。現役時代からひとまわり貫禄を増した体でメイショウサムソンが登場すると、会場内には一斉にシャッター音が鳴り響いて注目度の高さを示した。
 しかし、この日の“1番人気”は前日にダイワスカーレットとの配合が発表されたチチカステナンゴ(牡11歳、父スマドゥン)。配合が発表されるや、耳慣れぬ新種牡馬について、多くの問い合わせが同スタリオンに殺到したそうだ。決して大柄ではないが、柔軟で力強い筋肉を誇示するように、キビキビした歩様を見せた。検疫が明けてまだ1週間だというが、体調の良さをアピールした。
 
 新種牡馬としてラインナップされたアドマイヤジュピタ、アドマイヤメインに続いて種牡馬生活2年目を迎えたダイワメジャー、ローエングリン。今年から産駒をデビューさせるゼンノロブロイ、デュランダル、アドマイヤドンらが紹介され、現在サイアーランキング上位を独占する同スタリオンの充実した面々が降りしきる雪の中登場すると会場からはため息がもれた。
 総勢31頭の豪華ラインナップのトリを務めたのは、昨年チャンピオンサイアーとなったアグネスタキオン。ディープインパクトとならんで1000万円の高額種付料が発表されているが、早々に満口と人気の高さを示した。
 展示会終了後には武豊騎手、石橋守騎手がメイショウサムソンと記念写真を撮る一幕もあり、約90分のスタリオンパレードはなごやか雰囲気の中で行なわれた。

  2009年社台スタリオン繋養種牡馬

 アグネスタキオン(父サンデーサイレンス)
 アグネスワールド(父ダンジグ)
 アドマイヤコジーン(父コジーン) 
 アドマイヤジュピタ(父フレンチデピュティ)新種牡馬
 アドマイヤドン(父ティンバーカントリー)
 アドマイヤメイン(父サンデーサイレンス)新種牡馬
 キングカメハメハ(父キングマンボ)
 クロフネ(父フレンチデピュティ)
 ゴールドアリュール(父サンデーサイレンス)
 サクラバクシンオー(父サクラユタカオー)
 サッカーボーイ(父ディクタス)
 ジャングルポケット(父トニービン)
 シンボリクリスエス(父クリスエス)
 スペシャルウィーク(父サンデーサイレンス)
 ゼンノロブロイ(父サンデーサイレンス)
 ダイワメジャー(父サンデーサイレンス)
 タニノギムレット(父ブライアンズタイム)
 ダンスインザダーク(父サンデーサイレンス)
 チチカステナンゴ(父スマダウン)新種牡馬
 ディープインパクト(父サンデーサイレンス)
 デュランダル(父サンデーサイレンス)
 トウカイテイオー(父シンボリルドルフ)
 ネオユニヴァース(父サンデーサイレンス)
 ハーツクライ(父サンデーサイレンス)
 ファルブラヴ(父フェアリーキング)
 フジキセキ(父サンデーサイレンス)
 フレンチデピュティ(父デピュティミニスター)
 ホワイトマズル(父ダンシングブレーヴ)
 マンハッタンカフェ(父サンデーサイレンス)
 メイショウサムソン(父オペラハウス)新種牡馬
 リンカーン(父サンデーサイレンス)
 ローエングリン(父シングスピール)


               日高案内所取材班