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メジロベイリーがビッグレッドFで第2の種牡馬活動

  • 2008年12月15日
  • ビッグレッドファームに移動したメジロベイリー
    ビッグレッドファームに移動したメジロベイリー
  • 同

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 2000年のJRA賞最優秀2歳牡馬で、青森県の諏訪牧場で種牡馬生活を送っていたメジロベイリー(牡10歳、父サンデーサイレンス)が、12月10日、新冠町のビッグレッドファームに移動した。08年度は、同ファームで供用される。
 
 メジロベイリーは、半兄に天皇賞馬メジロブライトのいる良血馬。
 2歳9月に札幌競馬場でデビューし、未勝利脱出まで4戦を要したが、未勝利戦を勝ち上がると、いきなり朝日杯3歳Sを快勝。
 同世代にはアグネスタキオンやクロフネ、ジャングルポケットらが居並ぶ中、98年生まれ世代の2歳チャンピオンとなった。
 その後、1年2ヶ月に及ぶ休養を余儀なくされたためにクラシックは不出走だったが、休み明け2戦目の大阪城Sではコンマ3秒差の4着にはいって力のあるところをみせた。
 
 2005年に諏訪牧場で種牡馬生活にはいり、初年度は55頭に配合。35頭の産駒を得て、その後も38頭、29頭、25頭に配合。青森県内の人気種牡馬になっていた。初年度産駒は今年デビュー。12月10日現在で、2頭のJRA勝馬を含む5頭が勝利を記録して中央、地方ともにファーストシーズンサイアーランキングの7位に名を連ねている。
 
 ビッグレッドファーム到着後、すぐに落ち着きを取り戻した同馬は、その日から放牧を開始。放牧地が隣接するロージズインメイやスパイキュールらと走り回るほど元気一杯だ。
 「メジロブライトとちょっと似た雰囲気がありますね。青森県で、それなりの実績を残してきた馬で、サンデーサイレンスのG1勝馬ですから楽しみです」と期待に胸を膨らませている。種付料は受胎確認後20万円、出生条件30万円と発表された。

                    日高案内所取材班