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スズカフェニックス、アロースタッドに種牡馬入り

  • 2008年12月15日
  • アロースタッドに入厩したスズカフェニックス
    アロースタッドに入厩したスズカフェニックス
  • 同

 12月5日、新ひだか町のアロースタッドにスズカフェニックス(牡6歳、父サンデーサイレンス)が入厩した。来シーズンから同スタッドで種牡馬となる。

 スズカフェニックスは、通算成績29戦8勝2着3回3着8回(重賞3勝)。クラシックには無縁だったが、鋭い決め脚を武器に、デビュー戦9着のあと、重賞の朝日チャレンジCで4着に敗れるまで9戦連続して3着以内という堅実な成績を残した。重賞初勝利は5歳1月の東京新聞杯。続く阪急杯は勝馬プリサイスマシーンと同タイムの3着だったが、高松宮記念でペールギュント以下に1分8秒9で快勝。念願のG1タイトルに輝いた。 
 母のローズオブスズカが英国ダービー馬ドクターデヴィアス、97年の高松宮杯優勝のシンコウキングの半妹という良血。残り少なくなったサンデーサイレンス直仔のG1勝馬として期待が高まっている。
 
 現在は、環境に慣れさせることを目的に小さなパドックに放され、午後からは引き運動で体調を整えられている。
 「到着後、すぐに飼葉を食べたように環境の変化に動じない度胸のよさを感じます。実際に馬を見に来る生産者や馬主の方もいますし、たくさんの問い合わせをいただいています。期待の高さを感じていますね」と同スタッド。来年は忙しい春になりそうだ。

                  日高案内所取材班