馬産地ニュース

ひだか馬の絵コンテスト入賞作品展示

  • 2021年02月17日
  • ひだか馬の絵コンテスト入賞作品展示会
    ひだか馬の絵コンテスト入賞作品展示会
  • 大賞を受賞した「ごはんが欲しい馬」
    大賞を受賞した「ごはんが欲しい馬」
  • 入賞作品をまとめたカレンダーも無料配布された
    入賞作品をまとめたカレンダーも無料配布された

 2月5日から2月11日までの7日間、浦河町大通にある浦河町総合文化会館1階ロビーにおいて、令和2年度「ひだか馬の絵コンテスト」入賞作品展示会が行われた。

 このコンテストは北海道日高振興局が主催。馬と接する機会が多い日高管内や東胆振管内に住む子どもたちに、馬の絵を描くことにより、馬に親しみや関心を持ってもらい、そのことにより日高の馬に関わる地域文化を育てていきたいと考えて2004年より毎年開催している。

 今回で17回目を迎えた令和2年度のコンテストには、日高町立門別小学校、平取町立平取小学校、新冠町立新冠小学校、浦河町立浦河東部小学校、堺小学校、新ひだか町立三石小学校、桜岡小学校、高静小学校、苫小牧市立植苗小学校、美園小学校、錦岡小学校、泉野小学校、北光小学校、拓進小学校、明野小学校、清水小学校、遠浅小学校、白老小学校と日高と胆振にある18の小学校に通う児童から120作品の応募があった。児童から寄せられた作品は水彩画やクレヨン画で描かれ、馬のかわいらしさ、美しさ、力強さなど、馬の魅力が個性豊かに表現された、どれも力作ぞろいだったという。

 入賞作品の展示は、新ひだか町静内末広町にあるイオン北海道(株)イオン静内店2階特設ホールにおいて1月22日から28日まで、苫小牧市末広町にある苫小牧中央図書館1階エントランスホールにおいて2月2日から4日まで開催されたのに続き3会場目。各会場では大賞1作品、優秀賞5作品、入賞6作品の合計12作品が展示された。

 大賞を受賞した「ごはんが欲しい馬」は、浦河町立浦河東部小学校6年の遠藤大騎さんの作品。放牧された1頭の馬が正面を向いておなかが空いて食べ物を欲しそうにする姿を生き生きと表現している。ほか、展示された作品は馬のふとした表情や一瞬の仕草を絶妙なタッチで捕らえたものばかりだ。

 会場では12の展示作品を一枚にまとめた「2021年 ひだか馬の絵カレンダー」も先着順で無料配布。会場を訪れた町民は足を止め、児童が描いた作品を食い入るように鑑賞していた。