馬産地ニュース

ゴールドドリームがレックススタッドにスタッドイン

  • 2021年01月20日
  • スタッドインしたゴールドドリーム
    スタッドインしたゴールドドリーム
  • 元気な姿でレックススタッドに到着
    元気な姿でレックススタッドに到着
  • 種付料は受胎条件100万円に決定
    種付料は受胎条件100万円に決定

 1月7日、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、2021年から種牡馬として新たに繋養されるゴールドドリームが、元気な姿でスタッドインした。

 1月4日付で競走馬登録を抹消したゴールドドリームのスタッドインには、事務局(株)レックスの職員やスタリオンスタッフが出迎えて期待の新種牡馬の門出を祝福した。

 牡8歳鹿毛のゴールドドリームは、父がゴールドアリュール、母がモンヴェール、母の父がフレンチデピュティという安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬。母は関東オークス(G2)3着馬で、サドラーズウェルズ、ヌレイエフ、フェアリーキング、ジェイドロバリーなどと同じ一族になる。

 ゴールドドリームは吉田勝己氏の所有馬、栗東の平田修厩舎の管理馬として競走生活を送り、競走成績は27戦9勝2着8回3着3回。2015年12月にデビューし勝利を飾ると、2016年のユニコーンS(G3)で重賞初制覇を成し遂げた。古馬になり2017年はフェブラリーS(G1)とチャンピオンズC(G1)というJRAの2つのダートG1を制覇しJRA賞最優秀ダートホースを受賞。2018年はかしわ記念(Jpn1)と帝王賞(Jpn1)を制覇し、2019年にはかしわ記念(Jpn1)連覇を果たした。

 ラストランとなった2020年のチャンピオンズC(G1)は2着に惜敗。デビューから長きに渡りダートのトップホースとして安定したパフォーマンスを披露した。

 2021年の種付料は100万円(受胎確認後9月末支払。フリーリターン特約付)に決定。ダートで数多くの活躍馬を送る名種牡馬ゴールドアリュールの後継として期待は大きく、到着後、ほどなくして満口とアナウンスされた。

 事務局の(株)レックスは「ダートのトップホースを種牡馬として管理できることをうれしく思います。関係者の皆様に感謝申し上げます。500kgを超える雄大な馬体は惚れ惚れします。現役時代はトップレベルを維持して活躍してくれました。これからは疲れを癒して2月から始まる種付シーズンに向けてコンディションを整えていきます。おかげさまで種牡馬入りが報じられるとたくさんの配合申し込みやお問い合わせをいただきまして、満口となりました。応援よろしくお願いいたします」と話した。