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令和2年度ホッカイドウ競馬が開催終了

  • 2020年11月09日
  • 年間発売金額レコードを更新したホッカイドウ競馬
    年間発売金額レコードを更新したホッカイドウ競馬
  • 北海道富川高等学校吹奏楽部のファンファーレ演奏
    北海道富川高等学校吹奏楽部のファンファーレ演奏
  • 2年連続リーディングに輝いた石川倭騎手
    2年連続リーディングに輝いた石川倭騎手

 11月5日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において開催されていた令和2年度ホッカイドウ競馬が、15開催82日間の全日程を終了した。

 本年度のホッカイドウ競馬は、新型コロナウイルス感染症の影響により、4月15日の開幕当初より6月16日まで場外発売所(Aiba)は営業休止、門別競馬場は開幕から10月29日までの79日間を無観客開催としてきた。さらに濃霧の影響により3競走が取りやめになったが、インターネット発売の好調により、発売額は前年比157.3%、計画比155.6%となる52,044,806,060円となった。

 発売額が前年度を上回るのは10年連続。500億円をこえるのは初めてで平成3年度の45,408,384,700円を大きく上回る、ホッカイドウ競馬史上最高額を記録した。

 開催最終日は抽選で選ばれた一般入場者や出走馬関係者合わせて200人が競馬場に来場。全12競走を楽しんだ。第11競走と第12競走の重賞競走では、北海道富川高等学校吹奏楽部がファンファーレを生演奏しフィナーレを盛り上げた。

 5日の発売額は996,770,590円を記録。10月27、28、29日、11月3、4、5日の6日間に渡り行われた第15回門別競馬の発売額は4,854,577,880円となり、本年6月23、24、25、30日、7月1、2日の6日間開催された第6回門別競馬で記録した4,616,458,000円を上回る、ホッカイドウ競馬における一開催発売額のレコードを更新し、有終の美を飾った。

 本年度のホッカイドウ競馬のリーディングは、調教師部門が137勝の田中淳司調教師で6年連続6回目。騎手部門は113勝の石川倭騎手で2年連続2回目となった。石川騎手は「去年とは違い最後まで気が抜けませんでした。ほっとしています。苦しみながら、もがきながらのリーディングでした。これからも頑張っていくので応援よろしくお願いします」と話した。

 なお、道内のホッカイドウ競馬場外発売所は引き続き、JRAをはじめ、南関東競馬(大井・川崎・浦和・船橋)やばんえい競馬などの発売を行っていく。