馬産地ニュース

門別競馬場でAスタンド棟増築工事竣工式

  • 2020年10月28日
  • 竣工式会場のAスタンド増築棟
    竣工式会場のAスタンド増築棟
  • 馬主、厩舎、工事関係者など30人が参列した竣工式
    馬主、厩舎、工事関係者など30人が参列した竣工式
  • 挨拶する北海道軽種馬振興公社大鷹千秋理事長
    挨拶する北海道軽種馬振興公社大鷹千秋理事長
  • 鉄筋造3階建のAスタンド増築棟
    鉄筋造3階建のAスタンド増築棟

 10月26日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、Aスタンド棟増築工事竣工式が執り行われた。

 竣工式は完成したばかりのAスタンド3階来賓席を会場に挙行。大鷹千秋一般社団法人北海道軽種馬振興公社理事長、佃輝男北海道農政部競馬事業室室長、中村吉隆北海道馬主会会長、林和弘北海道調騎会会長、角川秀樹副会長、田中淳司副会長、宮崎光行北海道調騎会騎手部会会長、服部茂史副会長、桑村真明副会長、工事関係者ら約30人が出席し、富川神社の高橋秀徳宮司の神事に則り、玉串奉奠しスタンド完成を祝った。

 増築したスタンドは建設面積が351.03m2、延床面積が712.12m2、鉄筋造3階建、事業費が716,650,000円。1階は案内所、売店、ラウンジ、来賓用エレベーターホール、2階はバルコニー付き来賓席3部屋、パドックテラス、現金発売・払戻機1台、キャッシュレス入金精算機1台、キャッシュレス投票端末3台、モニター8台、3階は来賓席3部屋、パドックラウンジ、現金発売・払戻機1台、キャッシュレス入金精算機1台、キャッシュレス投票端末3台、モニター8台を備える。昨年のホッカイドウ競馬閉幕翌日から工事が始まり、約1年の年月をかけて、晴れて竣工の日を迎えた。増築を終えたAスタンドの床面積は従来のスタンドを合わせて2058.13m2になった。

 施主を代表して大鷹理事長は「競馬を開催しながらの工事でありましたので、何かとご苦労はあったかとおもいますが、無事完成をさせていただきました。厚くお礼を申し上げます。また、厩舎関係の皆様には、この間、何かとご不便をかけたとおもいますが、ご協力とご理解をいただきましたことに感謝申し上げます。ホッカイドウ競馬につきましては今年、日本中、世界中がコロナ禍という大変な時期のなか、皆様ご承知の通り、売り上げにつきましては、過去の記録を更新するなど、極めて順調な発売成績となりました。まもなく全日程を終えようとしておりますけれども、来週11月3日には、いよいよ、第1回のJBC2歳優駿(Jpn3)競走が、この門別競馬場で行われることになってます。
 今年は新型コロナウイルスの影響で、長く無観客での競馬開催となっておりましたが、この11月3日から3日間は、限られた人数ではございますが、久しぶりにお客様に入っていただいて、元の賑わいのある競馬開催ができるのではということで、たいへんよろこんでおるところであります。このリニューアルされた門別競馬場のスタンドを拠点といたしまして、これからも産地競馬の特徴を生かしながら、ホッカイドウ競馬がますます発展するよう、あわせて馬産地の振興に努めていきたい」と挨拶した。

 また、佃室長は「竣工式を迎えられ関係者の皆様にお礼申し上げます。ここ門別競馬場はコンパクトな造りのため、観覧スペースも限りがあり、これまで来賓や馬主の方々にはご不便をおかけしておりましたが、本日の増築棟の完成により、来賓や馬主様を迎える来賓室が整備され、入場を再開する11月3日より、この新しい施設でご来場者をお迎えできることを非常にうれしくおもっております。特に今年は11月3日に、ダート競馬の祭典といわれるJBC競走が、ここ門別競馬場で初めて開催されます。来場される皆様に、満足してホッカイドウ競馬を楽しんでいただけることと期待しております。開催期間も残り6日間となりましたが、閉幕まで事故なく、ファンの皆様に感動と興奮をお届けできるよう皆様のご協力をお願いいたします」と挨拶した。