馬産地ニュース

トーセンラーがブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動

  • 2020年10月27日
  • 移動したトーセンラー
    移動したトーセンラー
  • 国内シャトル種牡馬として繋養されている
    国内シャトル種牡馬として繋養されている
  • スタッフに見送られて馬運車に乗り込んだ
    スタッフに見送られて馬運車に乗り込んだ

 10月14日、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドにおいて供用されていたトーセンラーが、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動した。

 トーセンラーはディープインパクトの初年度産駒の一頭で、2014年の天皇賞(秋)(G1)を制覇したスピルバーグの全兄。現役時代の競走成績は25戦4勝。島川隆哉氏の所有馬、栗東の藤原英昭厩舎の管理馬として、2013年のマイルチャンピオンシップ(G1)、京都記念(G2)、2011年のきさらぎ賞(G3)などを制覇した。

 2015年からレックススタッドとブリーダーズ・スタリオン・ステーションを2シーズンごとに移動する国内シャトルサイアーとして種牡馬入り。ブリーダーズ・スタリオン・ステーションでは2017年、2018年シーズン以来で、2021年、2022年シーズンの繋養となる。

 現在までに3世代の産駒がデビュー。産駒数は決して多くはないが、2019年の京阪杯(G3)2着のアイラブテーラー、2019年のセントライト記念(G2)3着のザダルなどが重賞戦線で活躍している。2020年の種付頭数は50頭だった。

 レックススタッドは「種付シーズンも終わり充電期間を経て良いコンディションでバトンタッチできたと思います。産駒も重賞に手が届くところまできています。これからも活躍馬を送り出してくれると信じて応援しています。2年後に再会できるのを楽しみにしています」と見送った。2021年度の種付条件などの詳細は後日発表される。