スピルバーグがイーストスタッドに移動
10月14日、日高町富川東にあるブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて供用されていたスピルバーグが、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに移動した。
スピルバーグは父がディープインパクト、母がプリンセスオリビア、母の父がリシウスという血統の千歳市にある社台ファームの生産馬。牡11歳の鹿毛で、全兄には2013年のマイルチャンピオンシップ(G1)、京都記念(G2)、2011年のきさらぎ賞(G3)などを制覇したトーセンラーが、半兄には2005年のトラヴァーズS(G1)、ジムダンディS(G2)、レインズエンドS(G2)、2006年のサルヴェイターマイル(G3)などを制覇し、2005年のBCクラシック(G1)で2着になったフラワーアレイなどがいる。
スピルバーグの競走成績は18戦6勝。山本英俊氏の所有馬、美浦の藤沢和雄厩舎の管理馬として現役生活を送り、2014年の天皇賞(秋)(G1)ではジェンティルドンナを筆頭とする強豪を一蹴してG1タイトルを獲得した。
2016年に安平町早来源武にある社台スタリオンステーションにて種牡馬入り。ブリーダーズ・スタリオン・ステーションには2019年から繋養されていた。現3歳が初年度産駒。主な活躍馬には2019年のローレル賞で3着になったミナミン、2020年の北斗盃で2着になったアッカレッツァーレなどがいる。本年度の種付頭数は17頭だった。
イーストスタッドは「今回、縁があってスピルバーグをお預かりすることになりました。まだ11歳と種牡馬としては若いのですし、これからデビューする産駒も沢山いますから楽しみです。しっかり管理します」と話した。2021年度の種付料などの詳細は後日発表される。