JRA日本中央競馬会がセプテンバーセール購買馬を宮崎育成牧場へ輸送
9月25日午後、JRA日本中央競馬会は北海道セプテンバーセールで購買した1歳馬を、宮崎県宮崎市にあるJRA宮崎育成牧場へ輸送した。
新ひだか町静内神森にある北海道市場を会場に、9月22日から24日にかけて開催された日高軽種馬農業協同組合、胆振軽種馬農業協同組合、十勝軽種馬農業協同組合が開設した、北海道セプテンバーセールにおいて、JRAは合計15頭を総額109,010,000円(税込、以下同)で購買。15頭のうち宮崎育成牧場には、8,140,000円で購買したドゥラメンテ産駒、5,280,000円で購買したマジェスティックウォリアー産駒、5,170,000円で購買したサトノアラジン産駒の牝馬3頭が輸送されることになった。
3頭は日高育成牧場に繋養されていた乗用馬2頭とともに1台の馬運車で輸送。北海道市場の馬積み下ろし場で最後の1頭を積み終えると宮崎育成牧場へ向け出発した。3頭は函館からフェリーで本州へ渡り、26日は新潟競馬場で一泊。28日早朝に宮崎育成牧場に到着したという。宮崎育成牧場で調教される2019年生産のJRA育成馬は、九州市場で購買の2頭、八戸市場で購買の4頭、北海道セレクションセールで購買の2頭、北海道サマーセールで購買の9頭、JRAホームブレッドの2頭を合わせ、合計22頭になる。
北海道セプテンバーセール購買馬の輸送に立ち会ったJRA馬事部生産育成対策室の福田一平獣医師は「せり合いが多く購買するのに苦労しましたが、良い馬を揃えられたと思っています。今回輸送する3頭の中には、10数年前にJRAブリーズアップセールで売却した馬の産駒もいますので、とても感慨深いものがあります。宮崎に着いたらすぐに馴致を始めます。来年のブリーズアップセールが楽しみです」と話した。