ルヴァンスレーヴが社台スタリオンステーションにスタッドイン
9月16日午後2時頃、安平町早来源武にある社台スタリオンステーションに、来年から種牡馬として供用を開始するルヴァンスレーヴがスタッドインした。
牡5歳鹿毛のルヴァンスレーヴは、父がシンボリクリスエス、母がマエストラーレ、母の父がネオユニヴァースという血統の白老町社台にある社台コーポレーション白老ファームの生産馬。母系はファンシミンに遡り、菊花賞馬ソングオブウインド、桜花賞馬ラインクラフトのほか、チュウワウィザード、アドマイヤマックス、ダイナフェアリー、ローゼンカバリー、ホクトスルタン、ダイナシュート、ダイナマイン、トウケイヘイロー、アドマイヤロイヤル、サマーサスピション、ドリームシグナル、イブキラジョウモン、タヤスメドウ、マルカフリート、アークヴィグラス、アイアンテーラー、ブロードマインドなど数多くの重賞勝ち馬がいる。
ルヴァンスレーヴの競走成績は10戦7勝2着1回。現役時代は(株)G1レーシングの所有馬、美浦の萩原清厩舎の管理馬として2017年8月にデビュー。デビュー戦の2歳新馬戦を勝利で飾ると、プラタナス賞、全日本2歳優駿(Jpn1)と3連勝で重賞初制覇を成し遂げた。3歳になりユニコーンS(G3)に優勝。続くジャパンダートダービー(Jpn1)も勝ち3歳春のダートチャンピオンに輝くと、マイルChS南部杯(Jpn1)ではゴールドドリームら古馬の強豪を一蹴。さらにチャンピオンズC(G1)で重賞4連勝を達成し、JRA賞最優秀ダートホース、NARグランプリダートグレード競走特別賞馬を受賞した。
スタッドインに立ち会った吉田正志(株)G1レーシング代表取締役は「見ての通り、素晴らしい馬格もありますし、関節の柔軟性もある馬で、何よりも心肺能力がすごい高い馬です。そういう部分を産駒に引き継いでもらって、お父さんは思ったよりも早く、ここに来てしまったので、日本のみならず、世界のレースでも通用するような産駒を出してもらいたいですね」と期待した。