エイシンヒカリがイーストスタッドに移動
9月16日午前10時過ぎ、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドにて、2017年から種牡馬生活を送っていたエイシンヒカリが、浦河町西幌別にあるイーストスタッドに移動した。
エイシンヒカリは牡9歳の芦毛。父はディープインパクト、母はキャタリナ、母の父はストームキャットという血統で、新ひだか町三石本桐にある木田牧場の生産馬。半兄は2007年のスプリングS(Jpn2)3着のエーシンピーシー、全妹は2018年の関屋記念(G3)3着のエイシンティンクル、姪は今年のフェアリーS(G3)を勝ち、桜花賞(G1)3着のスマイルカナがいる。
エイシンヒカリの競走成績は15戦10勝。(株)栄進堂の所有馬、栗東の坂口正則厩舎の管理馬として現役時代は国内外で活躍し、2016年のイスパーン賞(G1)、2015年の香港C(G1)、毎日王冠(G2)、エプソムC(G3)などの重賞を制覇した。
53頭が血統登録されている初年度産駒は今年デビュー。JRAでは8頭が出走しエイシンヒテンが勝利。地方では7頭が出走し、エイシンウィンクがホッカイドウ競馬で3連勝したほか、エイシンリボーン、エイシンイナズマが勝ち上がっている。
移動日当日は4シーズン世話をしてきたレックススタッドの職員や事務局(株)レックスの職員が見送り。新天地での活躍を祈った。
自ら馬運車のハンドルを握り、エイシンヒカリを引き取りに来た谷川貴英イーストスタッド社長は「エイシンヒカリの産駒は1歳市場などで、これまでに何頭も見てきましたが、良い馬が多いという印象を持ってきましたので、そのへんをアピールしてたくさん種付けできるようにしたいですね」と話した。
イーストスタッドには現在、ディープインパクト産駒の後継種牡馬は、アドミラブル、ヘンリーバローズと2頭が繋養されており、エイシンヒカリの入厩で3頭目となる。エイシンヒカリの2021年度の交配条件等の詳細は、後日発表される。