馬産地ニュース

サマーセールが開催される

  • 2020年08月31日
  • 最高価格馬落札シーン
    最高価格馬落札シーン
  • 最高価格No.828「ナナヨーティアラ2019」
    最高価格No.828「ナナヨーティアラ2019」
  • 最高価格牝馬落札シーン
    最高価格牝馬落札シーン
  • 高額2位No.515「タムロウイング2019」
    高額2位No.515「タムロウイング2019」
  • 高額3位No.1353「デラモーレ2019」
    高額3位No.1353「デラモーレ2019」

 8月25日から28日までの4日間、新ひだか町静内神森にある北海道市場で、日高軽種馬農業協同組合が主催する北海道市場サマーセール2020が開催された。

 セレクションセール同様に感染症対策を施したうえで実施される中、 4日間で1,072頭が上場し、うち売却頭数は825頭(牡474頭、牝351頭)。76.96%の売却率で売却総額は5,721,870,000円、平均価格は6,935,600円だった。

 前年との比較では上場頭数は125頭減で、売却頭数は34頭減。売却率は5.2ptアップで、売上総額は784,218,000円増。平均価格も1,187,461円増となった。

 最高価格取引馬は2日目に上場された上場番号828番「ナナヨーティアラ2019(牡、父ハーツクライ)」(浦河町・小島牧場生産)。半姉に函館2歳S(G3) 2着プラチナティアラ、関東オークス(Jpn2)2着ポムフィリアがいる血統。新冠町の(有)ビッグレッドファームが52,800,000円で長い競り合いに終止符を打った。

 高額2位は初日上場された上場番号515番「タムロウイング2019(牡、父シニスターミニスター)」(浦河町・宮内牧場生産)。おじにモルトベーネ(アンタレスS(G3)、東海S(G2)2着)がいる血統。前田晋二氏が35,200,000円で落札した。

 高額3位は4日目に上場された上場番号1353番「デラモーレ2019(牡、父エピファネイア)」(新ひだか町・グランド牧場生産)。近親にエセーナ(米ブリーダーズCディスタフ(G1))がいる血統。永井商事(株)が33,000,000円で競り落としている。

 また、牝馬では上場番号1180番「ペブルガーデン2019(牝、父エピファネイア(新ひだか町・タイヘイ牧場生産)」。祖母のワシントンシティがチリ1000ギニー(G1)優勝馬。岡田スタッドが、26,400,000円で落札した。

 木村貢市場長は「まずは無事にせりが開催できたこと、そして新型コロナウイルス感染拡大する中で競馬の開催を止めることがなかった中央競馬、全国地方競馬の主催者に感謝したい。事前登録など、考えうる限りの感染症対策の中で購買者の方々には窮屈な思いをさせてしまったと思うが、ご協力、そしてご参加いただいたことに感謝したい。血統的にも選抜市場とそん色ないような魅力的な馬がたくさん上場していたことが大きな要因とは思うが、このような状況の中で昨年を上まわる成績を残すことができたのは信じられない思い」」と振り返った。

 次回の北海道市場セプテンバーセールは9月22日から24日まで、同じ北海道市場で行われる。

 サマーセールの詳細な結果につきましてはこちらをご覧ください。

https://www.jbis.or.jp/seri/2020/11B3/