ノーザンホースパークにディープインパクトメモリアルコーナーがオープン
7月18日、苫小牧市美沢にある、馬とのふれあいを楽しめるテーマパーク株式会社ノーザンホースパーク(吉田勝己代表取締役)は、社台グループの誕生・発展と数々の名馬の栄光を紹介するホースギャラリーにおいて、2019年7月30日に17歳の若さで逝去した、ディープインパクトの活躍と栄光の記録を展示する「ディープインパクト メモリアルコーナー」をオープンした。
ディープインパクトは、父がサンデーサイレンス、母がウインドインハーヘア、母の父がアルザオという血統。2002年3月25日に早来町源武(現安平町早来源武)にあるノーザンファームで生まれた牡の鹿毛で、2002年7月に開催された日本競走馬協会主催のセレクトセール2002において、7,350万円(税込)で金子真人氏に購買された市場取引馬として知られている。
金子真人ホールディングスの所有馬、栗東の池江泰郎厩舎の管理馬として現役時代を過ごし、競走成績は14戦12勝。3歳時には皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)、菊花賞(G1)の3冠を無敗で制覇。4歳時には天皇賞(春)(G1)、宝塚記念(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)を制覇し、2005年、2006年と2年連続でJRA賞年度代表馬に選出された。
2007年に安平町早来源武の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすると、2012年から2019年まで8年連続でリーディングサイアーのタイトルを獲得。今年の皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)を無敗で制覇したコントレイル、ロジャーバローズ、ワグネリアン、マカヒキ、キズナ、ディープブリランテという6頭の日本ダービー馬、3冠牝馬ジェンティルドンナ、英2000ギニー(G1)優勝馬サクソンウォリアー、仏ダービー馬スタディオブマン、仏オークス馬ファンシーブルーなど、産駒の活躍は国内にとどまらず世界の競馬史に残る名馬を数多く送り出している。
オープンしたメモリアルコーナーでは、幼少期から引退までの軌跡を縦210㎝×横500㎝の特大パネルで紹介。さらに現役時代に獲得した記念品や幼少期、種牡馬時代に使用していた貴重なアイテム、金子真人オーナーが所蔵するディープインパクトのセレクトセール上場時のせり名簿、幼少期から現役、種牡馬時代の写真も展示されている。
また、全14戦に騎乗した武豊騎手、金子オーナー、管理した池江元調教師など関係者8名によるディープインパクトへのメッセージでは、ディープインパクトの強さの裏に隠された素顔や人と育んできた絆、エピソードなどが垣間見ることができ、ディープインパクトが国内外のホースマンに与えた影響の強さを物語る内容になっている。