日高軽種馬共同育成公社で北海道トレーニングセールの調教VTR撮影
4月9日、10日、日高軽種馬農業協同組合(木村貢代表理事組合長、組合員数710戸)は、新冠町節婦にある日高軽種馬共同育成公社において、5月12日に開催する北海道トレーニングセール上場馬の調教ビデオ撮影を行った。
調教ビデオ撮影は9日が20頭、10日が72頭の合計92頭が参加。新ひだか町、新冠町、日高町、平取町といった日高西部のほか、むかわ町、安平町の胆振から集まった。
撮影は1200mのダートコースで実施。各育成牧場から馬運車で輸送された上場馬は、ウォーミングアップを終えると意気盛んにラスト1ハロンを駆け抜けた。
2日間を通しての最速は上場番号87番ランダムトーク2018で10秒65。次いで上場番号47番ドゥルセデレーチェ2018と上場番号67番メジロアリエル2018の10秒90となり、3頭が10秒台を記録した。
撮影に臨んだ92頭は、屋内運動場裏の馬房において、アナボリックステロイド検査の採血も行われた。
しかしながら、北海道市場を主催する日高軽種馬農協は4月7日に7都府県に発令された緊急事態宣言などを鑑み、16日に市場の開催を中止することを発表した。北海道市場が予定していた市場を中止とするのは今回が初めて。
なお、北海道市場では撮影された写真やVTR、ブラックタイプなどはそのままホームページ上に掲載し、販売促進に役立てたいとしている。