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BTC軽種馬育成調教センターで馬場清め式

  • 2020年04月07日
  • BTC調教場で行われた馬場清め式
    BTC調教場で行われた馬場清め式
  • 人馬の安全と利用馬の活躍を祈る大平俊明理事長
    人馬の安全と利用馬の活躍を祈る大平俊明理事長
  • 3月30日に開場した屋外の1200m直線馬場
    3月30日に開場した屋外の1200m直線馬場

 4月1日、浦河町西舎にある公益財団法人軽種馬育成調教センター(BTC、大平俊明理事長)は、BTC調教場屋内1200m直線ウッドチップ馬場南旋回場において、馬場清め式を開催した。

 馬場清め式は、冬季間に閉鎖していたBTC調教場の屋外馬場の開場にあわせて行われる、人馬の安全とBTC利用馬の活躍を祈願する恒例行事。今年は暖冬ということもあり、1600mと800mの屋外トラック馬場は3月23日に、1200mと1600mの屋外直線砂馬場は3月30日に開場した。また、グラス馬場、坂路グラス馬場、芝2000m走路は5月中旬の開場を予定している。

 馬場清め式にはBTCの大平理事長、白木正明専務理事、安藤士郎場長ら役職員、高嶋民治JRA日高育成牧場長、BTC利用者振興会の谷川寿郎会長ら会員、馬場メンテナンスを請け負う業者関係者など約40人が参列。参列者は浦河神社の酒井俊宮司の神事に従い玉櫛奉納した。

 BTC調教場は平成5年10月に開場。令和元年12月31日までの延べ利用頭数は、3,219,419頭、利用実頭数は34,737頭、1日の最高利用頭数は平成23年5月3日の787頭、勝ち鞍数は中央が15,703勝、地方が50,903勝となっている。中央平地重賞競走はG1が40勝、G2が108勝、G3が222勝。今年はモズアスコットがフェブラリーS(G1)と根岸S(G3)、ガロアクリークがスプリングS(G2)、ミライヘノツバサがダイヤモンドS(G3)、デンコウアンジュが愛知杯(G3)、カデナが小倉大賞典(G3)と、G1とG2は1勝、G3は4勝を記録している。