馬産地ニュース

門別競馬場で競走能力・発走調教検査始まる

  • 2020年03月18日
  • 今年最初の競走能力・発走調教検査
    今年最初の競走能力・発走調教検査
  • この日の一番時計を計測したトンデコパ
    この日の一番時計を計測したトンデコパ
  • マクフィ産駒のシュヴノアールも合格
    マクフィ産駒のシュヴノアールも合格
  • クリエイターⅡ産駒のリュミエールも合格
    クリエイターⅡ産駒のリュミエールも合格

 3月12日、日高町富川駒丘にある門別競馬場において、ホッカイドウ競馬の今年最初の競走能力・発走調教検査が行われた。

 この検査は競走馬としての適性を計るもの。ゲートをちゃんと出るか、走路をまっすぐ走れるかなどとともに、2歳馬は800mを57.0秒以内で走破できるか検査され、合格すればデビューが可能になる。

 今年初日の検査には、昨年より24頭も多い105頭の2歳馬が受検。5頭、もしくは6頭立てで18レースが組まれた。

 天候晴れ、馬場状態不良のなか、午前11時から始まった検査は午後3時過ぎまでかかり、出走した105頭全頭が合格。大きなアクシデントもなく無事、競走馬のパスポートを手にした。

 この日の一番時計は、16レースに出走したサウスヴィグラス産駒のトンデコパ(牝、田中淳司厩舎)。スタートダッシュから先手を奪い終始楽な手応えで後続に大差をつけ50.0秒のタイムでゴールを駆け抜けた。

 また、2歳新種牡馬では、2013年JRA賞最優秀2歳牡馬のアジアエクスプレス、2010年ラジオNIKKEI賞(G3)優勝馬アロマカフェ、2016年イスパーン賞(G1)などを制したエイシンヒカリ、2016年のベルモントS(G1)勝ち馬クリエイターⅡ、2016年JBCスプリント(Jpn1)優勝馬ダノンレジェンド、NARグランプリ年度代表馬2回ラブミーチャンの半弟ダブルスター、2006年シガーマイル(G1)優勝馬ディスクリートキャット、2011年ファルコンS(G3)優勝馬ヘニーハウンド、2014年JRA賞最優秀ダートホースのホッコータルマエ、2010年英2000ギニー(G1)優勝馬マクフィ、2015年JRA賞最優秀4歳以上牡馬のラブリーデイ、2015年JRA賞最優秀2歳牡馬のリオンディーズの産駒が出走。1レースはダブルスター産駒のルイジアンナ(牝、角川秀樹厩舎)が、4レースはダノンレジェンド産駒のレジェンドルーラー(牡、田中淳司厩舎)が、6レースはダノンレジェンド産駒のリターンギフト(牝、田中淳司厩舎)が、8レースはダブルスター産駒のシュガーダディ(牡、角川秀樹厩舎)が1着になった。

 今年の検査は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間、例年行われる一般見学の実施は取り止めとなっている。