アロースタッドで種付業務安全祈願祭
2月4日、新ひだか町静内田原にあるアロースタッド(岡田隆寛代表取締役社長)は、種付業務安全祈願祭を執り行った。
この祈願祭は、種付シーズン前に行われる種馬場の伝統行事。2月から7月まで続く長い種付シーズンにおける人馬の無病息災、無事の出産、関係馬の活躍を祈願するもので、この日は岡田社長をはじめとした役員や松木優場長らスタッフ、繋養種牡馬の関係者、事務局(株)ジェイエスの職員などが参列した。
参列者は種付所内に設けられた祭壇の前で、静内神社の宮司の神事に従い玉串を奉納。神妙な面持ちで二礼二拍手一礼した。
アロースタッドでは今年から、2019年の日本ダービー(G1)をレースレコードで制覇したロジャーバローズと2014年のケンタッキーダービー(G1)や2016年のドバイワールドカップ(G1)などに勝ち、2回もエクリプス賞米年度代表馬に選出されたカリフォルニアクロームを、新たに種牡馬として導入。ほかにも、本年産駒デビューのダブルスター、トーホウジャッカル、ナムラタイタン、ペルーサ、ミュゼスルタンや、産駒が大活躍中のシニスターミニスター、ワールドエース、トランセンド、バトルプラン、本年初年度産駒誕生のシャンハイボビー、ヤマカツエース、ダンスディレクター、ネロ、クラシックホースのワンアンドオンリー、ディーマジェスティなど30頭以上の種牡馬が繋養されている。
岡田社長は「ロジャーバローズは地元・静内から誕生した日本ダービー馬ですから成功してほしいですし、2回もアメリカの年度代表馬になったカリフォルニアクロームは日高全体の底上げを期待して導入した種牡馬です。間違いなく去年よりも忙しくなりますから、種付けしに来てくださるお客さんに迷惑が掛からないよう、そして、人馬とも怪我のないよう頑張っていきますので、よろしくお願いします」と話した。