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カリフォルニアクロームがアロースタッドにスタッドイン

  • 2020年01月31日
  • スタッドインしたカリフォルニアクローム
    スタッドインしたカリフォルニアクローム
  • 横浜での検疫を終えてアロースタッドに到着
    横浜での検疫を終えてアロースタッドに到着
  • 堂々とした立ち姿を披露
    堂々とした立ち姿を披露
  • スタッドインには多くの種牡馬関係者が集まった
    スタッドインには多くの種牡馬関係者が集まった

 1月30日午前7時30分頃、新ひだか町静内田原にある大型種牡馬施設のアロースタッドに、本年から新たに種牡馬として供用を開始するカリフォルニアクロームがアメリカからスタッドインした。

 スタッドインには岡田隆寛会長をはじめとしたシンジケート関係者がアロースタッドに集結し、期待の新種牡馬に熱い視線を送った。

 カリフォルニアクロームは父がラッキープルピット、母がラヴザチェイス、母の父がノットフォーラヴというアメリカ産馬。牡9歳の栗毛で、現役時代は2歳から6歳までアメリカやUAEのレースに出走し、27戦16勝2着4回3着1回の成績を収めた。

 3歳時はケンタッキーダービー(G1)、プリークネスS(G1)、サンタアニタダービー(G1)、ハリウッドダービー(G1)などを制覇し、エクリプス賞年度代表馬と3歳牡馬チャンピオンを獲得。5歳時はドバイワールドC(G1)、パシフィッククラシックS(G1)、オーサムアゲインS(G1)などを制覇し、2度目のエクリプス賞年度代表馬と古牡馬チャンピオンを獲得した。

 現役引退後は2017年にアメリカで種牡馬となり、2017年、2018年の2シーズンはチリでも供用。初年度産駒は本年2歳デビューを迎える。

 G1レース通算7勝、年度代表馬に2度選出されたカリフォルニアクロームへの期待は大きく、高額シンジケートは即日満口。初年度の種付料は受胎条件400万円に設定もすでに満口という。

 岡田会長は「日高全体の底上げになればという思いで、高額だったんですが導入を決めました。長距離輸送、慣れない環境での検疫でしたが、良いコンディションでスタッドインすることができました。すぐシーズンに入るので体調を整えて種付けしていきたいです。アメリカ産馬にしては日本向きの印象を持たせる馬なので、そういうところを見てほしいと思います。余勢は満口になってますが、種付けの状態を見ながら対応していきます」とコメントした。