日本馬がオーストラリアへ輸出される
1月24日、白老町社台にある日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設において、出国検疫を受けていた日本産馬が、オーストラリアへ輸出された。
2013年1月に認可された胆振輸出検疫施設は、2018年6月にオーストラリアへ輸出可能な検疫所としてオーストラリア政府が承認。それ以降、オーストラリアへ輸出されるシャトル種牡馬や繁殖牝馬、育成馬などが利用してきた。
今回、輸出された日本馬は南半球向けに2019年秋に種付けされた繁殖牝馬9頭と競走馬用の明け1歳2頭の合計11頭。繁殖牝馬はロードカナロアやルーラーシップなどの人気種牡馬を受胎してるという。
11頭は1月10日から24日まで15日間の検疫を無事に終了。24日夜、新千歳空港から専用機でオーストラリアへ出国した。
施設を管理する胆振軽種馬農業協同組合は「11頭全頭が何事もなく検疫期間を過ごし送り出すことができました。リスグラシューやメールドグラースの活躍もあり、オーストラリアでの日本産馬の評価も高まっているようですので、今回輸出された馬たちも活躍することを願ってます」と話した。
日本軽種馬協会胆振輸出検疫施設は今年も、数多くの日本産馬が海外へ輸出される拠点として利用されることだろう。