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アルアインがブリーダーズ・スタリオン・ステーションにスタッドイン

  • 2020年01月15日
  • スタッドインしたアルアイン
    スタッドインしたアルアイン
  • ディープインパクトの後継として期待は大きい
    ディープインパクトの後継として期待は大きい
  • 種付料は受胎条件120万円、出生条件170万円
    種付料は受胎条件120万円、出生条件170万円

 12月28日午後12時30分頃、日高町富川東にある有名種牡馬施設、ブリーダーズ・スタリオン・ステーションに、2020年から種牡馬として新たに繋養されるアルアインがスタッドインした。

 アルアインは牡6歳の鹿毛。安平町早来源武にあるノーザンファームの生産馬で、父ディープインパクト、母ドバイマジェスティ、母の父エッセンスオブドバイという血統になる。

 アルアインの競走成績は20戦5勝。サンデーレーシングの所有馬、栗東の池江泰寿厩舎の管理馬として2歳から5歳まで現役生活を続け、全20戦のうち実に18戦が重賞競走と常に第一線で活躍。2017年の毎日杯(G3)を皮切りに、同年の皐月賞(G1)、2019年の大阪杯(G1)と3つの重賞競走を制覇した。

 ラストレースとなった有馬記念(G1)から5日後の12月27日付で競走馬登録を抹消したアルアインは、ノーザンファーム天栄で一泊してから新天地に到着。馬運車から降りると500kgを超える雄大な馬体を出迎えたスタリオンスタッフや事務局(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブの職員に披露した。

 アルアインはすでに大型シンジケートを結成。2020年の種付料は受胎条件120万円、出生条件170万円に設定された。ディープインパクトの後継として期待は大きく、配合に関する申し込みや問い合わせがたくさん寄せられているという。事務局(株)サラブレッド・ブリーダーズ・クラブは「アルアインは皐月賞(G1)、大阪杯(G1)を強烈な末脚で制した中距離のトップホースです。また母のドバイマジェスティはアメリカ牝馬チャンピオンという超良血馬になります。種付けシーズンに備え良い準備をしていきます」と期待した。