アポロケンタッキーがレックススタッドにスタッドイン
12月1日午前9時すぎ、新ひだか町静内目名にあるレックススタッドに、来年から新たに種牡馬として供用されるアポロケンタッキーがスタッドインした。
スタッドインには事務局のムラヤマ・ブラッドストック関係者、(株)レックス関係者が出迎え、期待の新種牡馬に熱い視線を送った。
アポロケンタッキーは父がラングフール、母がディキシアナディライト、母の父がゴーンウェストという血統の牡7歳の鹿毛。現役時代はアポロサラブレッドクラブの所有馬、栗東の山内研二厩舎の管理馬として競走生活を送り、2016年の東京大賞典(G1)、2017年の日本テレビ盃(Jpn2)、2016年のみやこS(G3)など3つの重賞を含め、37戦9勝2着7回3着3回の成績を残した。
9月27日付でJRAの競走馬登録を抹消したアポロケンタッキーは、10月3日に新ひだか町静内豊畑にあるへいはた牧場へ移動。レックススタッドでのスタッドインに際しては、シンジケートと個人所有の中間的な組織となるサポーターズクラブを結成した。サポーターズクラブは入会金1万円に年会費5万円×5年となり、会員は初供用からの5年間で合計3頭の種付けが進呈されるという。
来年度の種付料は、10万円(種付時までに支払い。フリーリターン特約付き)、20万円(受胎確認後、同年9月末日までに支払い。フリーリターン特約付き)、30万円(産駒誕生後、1か月以内に支払い)の3パターン。事務局ムラヤマ・ブラッドストックの村山卓也代表は「体高は170㎝、馬体重は600㎏に迫る雄大な馬体、そして、ディープインパクトやキングカメハメハ系の繁殖牝馬との配合が可能なサイアーラインは、今の時代にマッチした種牡馬と思います。オーナーの期待も大きいですので、サポーターズクラブの方々と共に、種牡馬として成功できるよう盛り立てていきたいですね」と話した。