マヤノトップガンのお別れ会が優駿メモリアルパークで執り行われる
11月3日に余生を送っていた新冠町の優駿スタリオンステーションで老衰のため亡くなったマヤノトップガンのお別れ会が8日、同スタリオンに隣接する優駿メモリアルパークで執り行われた。
法泉寺、前山老僧の読経が響く中、関係者やファンら約20人が参列。たくさんの供花やファンから送られた写真に囲まれた遺影を前に別れを惜しんだ。
挨拶に立ったシンジケートマヤノトップガン会の森永正志会長は「本日はお寒い中お集まりいただきありがとうございます。また、スタリオン関係者のみなさまには平成27年に種牡馬引退後も最期まで面倒を見ていただきありがとうございました。今日は時間の許す限りマヤノトップガンのエピソードや思い出話しなど語り合っていただければ嬉しいです」と感謝の言葉を述べた。
種牡馬入り後21年間マヤノトップガンを支え続けた同スタリオン山崎務主任は「自分が入社2年目の時にスタッドインして以降、ずっと一緒にいたわけですから、家族を失ったような感覚です。決して大人しい馬ではなかったし、種付けも癖があって試行錯誤して経験を積ませてもらいました。今はただ、寂しいというのが正直な気持ちです」。
東京から駆けつけたファンの女性は「いつかはこんな日が来るとは思っていましたが、もうここへ来ても会えないと思うと気持ちがついて来ません。ありがとう、ゆっくり休んでください」と声を詰まらせていた。