馬産地コラム

キストゥヘヴンを訪ねて~白老ファーム

  • キストゥヘヴン~1
    キストゥヘヴン~1
  • キストゥヘヴン~2
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  • キストゥヘヴン~3
    キストゥヘヴン~3

 2009年の春、繁殖牝馬となったキストゥヘヴンに、一躍脚光が当たった。それは自身の初仔であるチチカステナンゴとの初仔(キストゥヘヴンの10、牡)が、自身の初仔、そしてチチカステナンゴの日本における初年度産駒として、様々な媒体で取り上げられたからである。

 「初仔が良かったので、引き続きチチカステナンゴの産駒を受胎しています。母もそうですが、産駒もキストゥヘヴンの父となるアドマイヤベガに似た印象がありますね」(白老ファーム・石垣節雄繁殖主任)種牡馬としては4世代しか産駒を残せなかったアドマイヤベガであるが、このキストゥヘヴンだけでなく、マイルCS(G1)を勝利したブルーメンメンブラッドや、テイエムドラゴンやメルシーモンサンなど、障害のG1ホースも送り出している。

 キストゥヘヴンは貴重なアドマイヤベガ産駒というだけでなく、G1馬という称号も兼ね備えている。フランスで繋養されていた頃からG14勝馬のヴィジョンデタなどを送り出しているチチカステナンゴとの間に生まれたキストゥヘヴンの10は、まさに日本競馬が注目する存在と言えよう。ところで母となったキストゥヘヴンの様子だが、生まれてしばらくは子供を可愛がる様子こそ見せたものの、しばらくすると放任主義になったという。

 「でも、競馬場ではきつい性格をした馬だと聞かされていたのですが、人にも馬にもそういった様子は見せていません。確かに今でこそ放任主義にはなっていますが、それまで子育てもしっかりとやってくれましたし、繁殖牝馬としては充分に合格点を上げられると思いますよ」(石垣さん)

 また、物事の善し悪しの区別もつくらしく、一度、注意されたことは繰り返さない頭の良さも兼ね備えている。スタッフからも、「さすがG1馬」との評価が与えられているのも頷けるところだ。ちなみにキストゥヘヴンの10には、母の気性が遺伝されているようで、生まれてすぐに耳を絞り、人を威嚇するような様子も見せている。

 「馬体の良さだけでなく、気性も前向きそうですし、将来は面白い馬になってくれると思いますよ」と石垣さんは今から大成を期待していた。


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