馬産地コラム

ザカリヤを訪ねて~サンシャイン牧場

  • ザカリヤ~1
    ザカリヤ~1
  • ザカリヤ~2
    ザカリヤ~2
  • 健康状態は良好
    健康状態は良好
  • 放牧地ではよく動くタイプ
    放牧地ではよく動くタイプ

 1999年のニュージーランドトロフィー4歳S(G2)の勝ち馬ザカリヤ(GB)を訪ねた。今年14歳となった彼は日高町のサンシャイン牧場で種牡馬生活を送っている。

 同牧場・繁殖主任の小川剛可さんに近況を伺うと、「健康に過ごしています。少し敏感で、気性の強いところはありますね。昔に比べるとだいぶ落ち着いてきましたが、放牧地ではよく動いています。向かいにいる繁殖牝馬を見ては、走り回っていますよ。」と、話す。現在のスケジュールは日中に放牧し、夕方ウォーキングマシンに入って運動をする。放牧地で馬を見ていると、道路を挟んだ放牧地にいる繁殖牝馬が目に入ってくるや、いなないて力強く駆け出していた。いかにも種牡馬らしい姿だ。

 「種付けはやる気満々です。受胎率もまずまずですよ。」と、小川さん。昨年と今年は産駒がいないが、今年は数頭と種付け。産駒はこれまで5世代25頭がデビューし、そのうち16頭が勝ち名乗りを挙げ、上々の結果を残している。代表産駒は道営デビューから中央入りし、準オープンまで勝ち進んでいるアロマンシェスと、3歳重賞で三度3着に入ったレトの兄弟。共に芝1200~1800mで好結果を出し、ザカリヤの現役時代を思わせる戦いぶりだ。

 これまでに産駒も手掛けてきた小川さんは、その特徴についてこう語る。「産駒はどちらかと言うと芝向きでしょうか。仕上がりは早く、短距離~マイルで強さを発揮していますね。全体的な印象としては、見栄えのするタイプではないですが、動かすと良いですね。トレセンに入ってから“動きが目立つ”と聞くことがよくありますよ。」返し馬や調教の動きを重要視するのが、ザカリヤ産駒で馬券を狙うコツかもしれない。

 競走生活を引退してから8年が経過したが、今もファンの方が会いに来るという。今年は僅か5頭の3歳世代から、父の歩みをたどるようにニュージーランドトロフィー(G2)でレトが好勝負し、大井の東京ダービー(S1)ではガナールが2着に食い込んだ。ザカリヤを知るファンの心を再び熱くさせたことだろう。二代重賞制覇の瞬間も、きっと近いはずだ。


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