馬産地コラム

シーザリオを訪ねて

「普段は扱いやすい馬」ノーザンファーム菊池洋介厩舎長が言うシーザリオだが、なぜかこの日はご機嫌が召さなかったようで、持ち手の指示になかなか従おうとしない。「久しぶりの写真撮影なので、緊張しているのかもしれませんね。」と菊池厩舎長は気持ちを落ち着かせようと幾度となく顔をなでる。厩舎で繋養されている繁殖牝馬たちよりはまだ若々しい馬体だが、年々お母さんらしい馬体へと変わってきた印象を受ける。とはいっても先輩たちの中に入るとなかなか居場所が無いようで、「群の中では強い方ではなく、離れて一頭でいる姿をよく見ます。」と菊池厩舎長は言う。シーザリオが思うように振る舞える時は、名繁殖牝馬と誰からも認められてからとなるのだろう。