タニノギムレットを訪ねて~社台スタリオンステーション
産駒のウオッカと、日本競馬史上初めてとなる父娘でのダービー制覇。まさに歴史的な種牡馬となったタニノギムレットだけに、再びウオッカのような、そして自身のような活躍馬を送り出して欲しいと思っているファンは多いことだろう。
今年は139頭の繁殖牝馬に配合。その追い風となったのが、オークス(G1)で1番人気の支持を集めたミッドサマーフェアの活躍だろう。府中の2400mが舞台というオークス(G1)は、ウオッカとタニノギムレットがダービーを先頭で駆け抜けた舞台。3歳牝馬には未知なる条件ながらも、「父タニノギムレット」という名前で応援したくなったファンは多かったに違いない。
「スタッフからは扱いやすい馬との評価を得ています。種付けもおっとりとした様子で仕事をこなしてくれますね。他の馬との折り合いも付きますし、放牧地でものんびりと過ごしています」(社台スタリオンステーション事務局・徳武英介氏)
今年、父のブライアンズタイム産駒がG1を優勝。また、ブライアンズタイム産駒が次々と種牡馬入りを果たしていく中、タニノギムレットも父ブライアンズタイムの、そして自身の血を繋ぐ産駒の誕生が待たれるところだ。