馬産地コラム

ヴィクトリーを訪ねて~社台スタリオンステーション

  • 2012年12月26日
  • ヴィクトリー
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 近親にはダービー馬のフサイチコンコルドと皐月賞馬のアンライバルド。その他にも種牡馬になった近親馬が多数いるというヴィクトリーの血統は、まさに「種牡馬族」と呼べるほどに素晴らしい。

 そんなヴィクトリーもまた、皐月賞(Jpn1)を優勝。父ブライアンズタイムにとっては、2002年以来のクラシックホース(皐月賞(G1)…ノーリーズン、日本ダービー(G1)…タニノギムレット)以来のクラシックホースでもあった。

 社台スタリオンステーションには、2009年から繋養開始。初年度産駒は来年デビューを迎える。

 「種付け頭数はそれほど多くはありませんが、能力を買って毎年の様に配合に来られる生産者の方もいます。初年度産駒はまとまった頭数に配合されているので、確実にデビューを果たして、父の名前を高めてもらいたいです」(社台スタリオンステーション事務局・徳武英介氏)

 現役時はレースでやんちゃな一面を見せていたが、種牡馬となった今も、元気そのものだという。

 「放牧地がちょっと離れた場所にあることや、自由に動き回る様は、野生児とも呼びたくなりますね。それだけ元気でいてくれています」(社台スタリオンステーション事務局・徳武英介氏)