ヴィクトリーを訪ねて~社台スタリオンステーション
近親にはダービー馬のフサイチコンコルドと皐月賞馬のアンライバルド。その他にも種牡馬になった近親馬が多数いるというヴィクトリーの血統は、まさに「種牡馬族」と呼べるほどに素晴らしい。
そんなヴィクトリーもまた、皐月賞(Jpn1)を優勝。父ブライアンズタイムにとっては、2002年以来のクラシックホース(皐月賞(G1)…ノーリーズン、日本ダービー(G1)…タニノギムレット)以来のクラシックホースでもあった。
社台スタリオンステーションには、2009年から繋養開始。初年度産駒は来年デビューを迎える。
「種付け頭数はそれほど多くはありませんが、能力を買って毎年の様に配合に来られる生産者の方もいます。初年度産駒はまとまった頭数に配合されているので、確実にデビューを果たして、父の名前を高めてもらいたいです」(社台スタリオンステーション事務局・徳武英介氏)
現役時はレースでやんちゃな一面を見せていたが、種牡馬となった今も、元気そのものだという。
「放牧地がちょっと離れた場所にあることや、自由に動き回る様は、野生児とも呼びたくなりますね。それだけ元気でいてくれています」(社台スタリオンステーション事務局・徳武英介氏)