ダノンシャンティを訪ねて~社台スタリオンステーション
シーズンこそ違えど、奇しくも同じフジキセキ産駒のキンシャサノキセキと共に、父も繋養される社台スタリオンステーションで繋養されることとなったのがダノンシャンティ。
「キンシャサノキセキと比べると、ダノンシャンティの方が父の馬体が出たような印象を受けます。馬格の良さは父と共通してますね」(社台スタリオンステーション事務局・徳武英介氏)
キンシャサノキセキも現役時に高松宮記念(G1)を連覇した名馬だが、ダノンシャンティもまた、東京競馬場の芝1600mを1分31秒4で駆け抜けた、当代屈指のスピード馬。種牡馬入り初年度の数字は、昨年のキンシャサノキセキに1頭及ばなかったものの、それでも153頭の繁殖牝馬に配合を行った。
「能力の高さ、馬体の良さだけでなく、近親にシングスピールなどの名前がある母系の良さも、高い評価に繋がった印象があります。海外でも評価されそうな血統ですし、その馬名の通りにいずれは産駒がフランスの競馬で活躍する姿も見てみたいですね」(社台スタリオンステーション事務局・徳武英介氏)