馬産地コラム

ヤマニンシュクル2011

  • 2011年12月27日
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 ヤマニンシュクル2011 2011年4月29日 牡 鹿毛
 父スペシャルウィーク
 母ヤマニンシュクル

 阪神JF(G1)を制して、2歳牝馬女王となったヤマニンシュクルにとって、2011年の春に誕生したヤマニンシュクル2011が4番仔となる。「これまでの産駒は足元の不安などもあり、思ったような活躍を残せませんでしたが、この仔は母の産駒の中でも馬体に恵まれていますし、すくすくと成長しています」とは錦岡牧場の土井睦秋代表。4番仔の父として選ばれたのは、ブエナビスタを筆頭に、大物を輩出する種牡馬としての評価も高いスペシャルウィークだが、配合の意図に関して土井代表は、「血統などからしても、サンデーサイレンス系種牡馬との相性が合っていると思うからですね」と話す。

 生産界の主流となっているサンデーサイレンスの血だが、トウカイテイオーを母父に持つヤマニンシュクルは、サンデーサイレンス系種牡馬との配合が可能であり、また、2番仔、3番仔の父であるアドマイヤムーンのように母父にサンデーサイレンスが入った種牡馬との配合も望める。G1勝馬であり、なおかつ名牝ティファニーラスの血を引くヤマニンシュクルは、こうした種牡馬たちから引く手あまたの存在と言えよう。

 「まずは無事にデビューさせて、母のファンの方を喜ばせるような競走馬になってもらいたいです」と土井代表。何せ日本競馬界屈指の良血馬。将来はファンを喜ばせるだけでなく、種牡馬ともなるような成績を残してもらいたい。