馬産地コラム

ジョリーダンス2011

  • 2011年12月27日
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 ジョリーダンス2011 2011年2月16日 牡 鹿毛
 父コンデュイット
 母ジョリーダンス

 阪神牝馬S(G2)を07年と09年に優勝。07年の阪神C(G2)でも人気薄ながら2着と、阪神芝1400mを得意としていたジョリーダンス。現役時は俳優の小林薫氏の持ち馬ということでも話題を集めた。

 09年のキーンランドC(G3)で13着に敗れた後、調教中に骨折が判明。その年の11月に競走馬登録を抹消され、現在は生まれ故郷の錦岡牧場で繁殖入りしている。「初年度はコンデュイットを配合しました。この配合を考えたのは小林オーナーなんですよ」と教えてくれたのは錦岡牧場の土井睦秋代表。小林氏は血統や競走成績からコンデュイットを選んだというが、仔出しの良さが評判となっている他の産駒と同様に、ジョリーダンス2011も初仔とは思えないほどに出来がいいという。「バランスもいいですし、筋肉の付き方も目を惹きます。最初の仔からこれほどの馬が誕生してくれたわけですから、今後の仔出しも期待できそうです」(土井代表)

 母ジョリーダンスは阪神芝1400mを得意としていたが、土井代表としては中距離ぐらいまでならこなせると思っていたという。実際、芝2000mでの勝ち鞍も残しており、牝馬らしい切れがあるからこそ、短距離のレースもこなしていたという見方もできる。

 ジョリーダンス2011も母と同じような切れのある末脚を見せてほしいところだが、ブリーダースカップターフ(G1)を連覇し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)も勝利したコンデュイットのスタミナが、距離の壁をやすやすと取り払ってくれる可能性がある。