馬産地コラム

ヤマニンパラダイス2011

  • 2011年12月27日
  • ヤマニンパラダイス2011
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 ヤマニンパラダイス2011 2011年4月7日 牡 鹿毛
 父マンハッタンカフェ
 母ヤマニンメルベイユ

 母となったヤマニンパラダイスも19歳。しかし、阪神3歳牝馬S(G1)をレコードタイムで突き抜けた末脚は、まだ記憶に新しい。2011年はマンハッタンカフェを父に持つ牡馬(ヤマニンパラダイスの2011)を出産。一時は不受胎が続いていたこともあったが、1歳年上の半兄(牡、父アドマイヤムーン)に続き、2年連続での産駒誕生となった。

 「ヤマニンパラダイスの2011ですが、父が出ているのか雄大に出た印象がありますね。今でも見栄えがする馬体をしていますが、これから冬を越して、更に見栄えのする馬になってくれそうです」(錦岡牧場・土井代表)

 父マンハッタンカフェはNHKマイルC(G1)を制したジョーカプチーノなどの活躍もあって、09年にはリーディングサイアーにも輝いた種牡馬。今年もヒルノダムールが天皇賞(春)(G1)を優勝するなど、サンデーサイレンスの後継種牡馬争いの中でも、一歩抜け出た感がある。

 兄弟には京成杯(G3)を優勝し、種牡馬としても阪神大賞典(G2)の勝ち馬ナムラクレセントを送り出しているヤマニンセラフィム、また、阪神JF(G1)で2着となったヤマニンアルシオンと、重賞級の活躍馬が並ぶ。近年は目立った成績こそ残していないが、母にとって晩年の最高傑作となりそうな素質は充分に秘めていそうだ。

 「母も繁殖牝馬としてはベテランの域に来ていますが、それでもヤマニンパラダイスの2011を見ると、まだまだ可能性を秘めた繁殖だと思います。重賞を沸かすような血統背景を持っていることは確かですし、馬体の通りに大物となってもらいたいです」(土井代表)