馬産地コラム

シーイズトウショウを訪ねて~トウショウ牧場

  • 2010年09月03日
  • シーイズトウショウ~1
    シーイズトウショウ~1
  • シーイズトウショウ~2
    シーイズトウショウ~2
  • シーイズトウショウ~3
    シーイズトウショウ~3
  • 今年はフジキセキを受胎している
    今年はフジキセキを受胎している
  • 初仔のスサーナトウショウ
    初仔のスサーナトウショウ

 2006年、初代サマースプリントシリーズの覇者で、短距離を舞台に活躍した快速牝馬シーイズトウショウ(トウショウ牧場生産)を訪ねた。現在は生まれ故郷であるトウショウ牧場で繁殖生活を送っている。

 同牧場の志村場長に近況を伺うと、「健康そのものです。飼い葉もよく食べますし、脚元も何ら問題ありません。今年はフジキセキを種付けし、無事に受胎しました。」と、話してくれた。短距離G1馬を輩出した実績高い種牡馬を迎え、優れたスピードを受け継いだとねっこが、来年元気に産声を上げることだろう。

 シーイズトウショウは現役時代、CBC賞(G2)、セントウルステークス(G2)など重賞5勝。スピード自慢の牡馬相手にも果敢に応戦し、海外遠征も経験したタフな牝馬だ。「気性的には強いところがあって、放牧地ではいつもボス格です。」と、志村場長。ママとなった今も男勝りな一面がある様子だ。相性の良いキートウショウと共に、暑い夏も元気一杯に過ごしている。

 初仔のスサーナトウショウ(馬名未登録)(父ロックオブジブラルタル)は浦河町のBTCで育成され、8月、トレーニングセンターへ巣立って行った。顔にあるハート型の流星がトレードマークの、気品のある牝馬だ。志村場長は、「お母さんそっくりで、雄大なトモをしています。ぐっと体高が伸びて、体型的にも血統的にも短距離が向きそうです。早ければ秋にデビューできるのではと思います。母が果たせなかったG1制覇を託したいですね。」と、期待を込める。シーイズトウショウ自身も牧場時代は父サクラバクシンオー譲りの短距離体型で、お尻の大きさが目立っていたという。母を彷彿とさせる娘のシルエットに大成の予感が漂う。

 北海道の短い夏も終わり、季節は秋へ。授かった命と共にシーイズトウショウは静かに出産の時を待つ。「順調に過ごしていますし、今後もしっかりと体調を整えていきたいですね。」と、志村場長。来年の春に向けて健康維持に努める毎日だ。