シルクジャスティスを訪ねて~畠山牧場
1997年の有馬記念(G1)を優勝したシルクジャスティス(父ブライアンズタイム 母ユーワメルド)を新ひだか町の畠山牧場に訪ねた。
本馬は通算成績27戦5勝、デビュー7戦目と初勝利には時間を要したが、格上挑戦となった次走の毎日杯(G3)で3着に入り能力の片鱗を見せた。若草ステークス、毎日放送京都4歳特別(G3)と連勝し重賞初制覇。3番人気に推された日本ダービー(G1)では後方から猛烈な追い込みを見せたが、逃げたサニーブライアンには1馬身届かず悔しい2着に敗れた。
秋には古馬相手の京都大賞典(G2)でダンスパートナーを破って優勝、菊花賞(G1)は1番人気に推されたが5着に敗退、ジャパンカップ(G1)も5着という結果だったが、有馬記念(G1)ではマーベラスサンデー、エアグルーヴとの叩き合いを制してG1ウイナーの仲間入りを果たした。その後は勝ち星を重ねることは出来ず、2000年の金鯱賞(G2)を最後に引退した。
2001年より種牡馬入りした本馬だったが、残念ながら活躍馬に恵まれず2006年に優駿スタリオンステーションから畠山牧場に移動してきた。その後は畠山牧場の繁殖馬を中心に年間一桁台の種付け数ではあるが、現在も種牡馬として登録されている。
「父(ブライアンズタイム)の代表産駒ですからね。何とか種牡馬は続けさせてやりたいと思っています。今年も3頭に種付けを行いました。」と語るのは畠山牧場代表の畠山重博社長だ。
現在は早朝から夕方近くまで広い放牧地で過ごし、悠々自適な生活を送っている。隣の放牧地には現役上がりや空胎の繁殖牝馬達が居るのだが、牝馬が気になるのか柵に張り付いて熱視線を送っている。
「優駿スタリオンステーションにいた頃からファン人気が高いとは聞いていましたが、こちらに移動してからも多くのファンが会いに来ます。毎年のように会いに来る方もいて幸せな馬ですね。」という畠山さんだが、諦めずに種牡馬登録を続け、このような環境を与えている畠山さんの愛情があっての事だろう。数少ない産駒の中から父の名を高める活躍馬が誕生してもらいたいものである。
取材班
本馬は通算成績27戦5勝、デビュー7戦目と初勝利には時間を要したが、格上挑戦となった次走の毎日杯(G3)で3着に入り能力の片鱗を見せた。若草ステークス、毎日放送京都4歳特別(G3)と連勝し重賞初制覇。3番人気に推された日本ダービー(G1)では後方から猛烈な追い込みを見せたが、逃げたサニーブライアンには1馬身届かず悔しい2着に敗れた。
秋には古馬相手の京都大賞典(G2)でダンスパートナーを破って優勝、菊花賞(G1)は1番人気に推されたが5着に敗退、ジャパンカップ(G1)も5着という結果だったが、有馬記念(G1)ではマーベラスサンデー、エアグルーヴとの叩き合いを制してG1ウイナーの仲間入りを果たした。その後は勝ち星を重ねることは出来ず、2000年の金鯱賞(G2)を最後に引退した。
2001年より種牡馬入りした本馬だったが、残念ながら活躍馬に恵まれず2006年に優駿スタリオンステーションから畠山牧場に移動してきた。その後は畠山牧場の繁殖馬を中心に年間一桁台の種付け数ではあるが、現在も種牡馬として登録されている。
「父(ブライアンズタイム)の代表産駒ですからね。何とか種牡馬は続けさせてやりたいと思っています。今年も3頭に種付けを行いました。」と語るのは畠山牧場代表の畠山重博社長だ。
現在は早朝から夕方近くまで広い放牧地で過ごし、悠々自適な生活を送っている。隣の放牧地には現役上がりや空胎の繁殖牝馬達が居るのだが、牝馬が気になるのか柵に張り付いて熱視線を送っている。
「優駿スタリオンステーションにいた頃からファン人気が高いとは聞いていましたが、こちらに移動してからも多くのファンが会いに来ます。毎年のように会いに来る方もいて幸せな馬ですね。」という畠山さんだが、諦めずに種牡馬登録を続け、このような環境を与えている畠山さんの愛情があっての事だろう。数少ない産駒の中から父の名を高める活躍馬が誕生してもらいたいものである。
取材班