スエヒロコマンダーを訪ねて~赤石久夫牧場
新冠町の赤石久夫牧場へスエヒロコマンダーを訪ねた。
現役時代は60戦7勝の成績を残し、1999年の鳴尾記念(G2)と小倉大賞典(G3)を優勝。昨年は道営デビューの産駒イナズマアマリリスがファンタジーS(Jpn3)を制し、続く阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)でも5着に好走した。
現在は種牡馬として新冠町の優駿スタリオンステーションで繋養され、種付けシーズン終了後は赤石久夫牧場で英気を養っている。オフシーズンを管理している赤石さんにお話を伺うと、「体調面は変わりなく順調ですね。年齢を重ねて落ち着いてきましたよ。こちらの環境にも慣れて、馬体もふっくらしてきました。」と、近況を語る。
朝7時30分から夕方4時まで放牧しているという。馬体重は500kgほど。写真を撮らせていただくと、堂々とした立ち姿を見せてくれた。「人間にかかってくることはないし、扱いやすい馬ですね。」と、赤石さん。食欲も旺盛で、脚元も何ら問題ないという。生まれ故郷の新冠町で、リラックスした日々を送っているようだ。
スエヒロコマンダーの母も娘のイナズマアマリリスも新冠町・小泉牧場生産馬。イナズマアマリリスの血統表には小泉牧場の生産馬がズラリと並ぶ。昨秋のファンタジーS(Jpn3)制覇の折には、大事に守ってきた血統で重賞を勝つ喜びを、同牧場の小泉社長はかみしめていた。
小泉社長にもお話を伺ってみると、「(スエヒロコマンダーを種付けした繁殖牝馬は)今年9頭受胎したようですね。イナズマアマリリスはオークス(Jpn1)の後休養しまして、暮れから年明けの復帰を目指しています。」とのこと。
他にもスエヒロコマンダー産駒で同牧場生産馬のメトロシュタインが中央で4勝を挙げ、収得賞金も9,000万円を突破。父同様に古馬になってメキメキと力を付けている。牡馬の筆頭格としてこちらも更なる活躍に期待がかかる。「スエヒロコマンダー産駒でまた重賞勝ち馬を出せると嬉しいですね。」と、小泉社長は希望を膨らませている。
スエヒロコマンダーの母スエヒロジョウオーは390kgの小柄な体ながら1992年の阪神3歳牝馬S(G1)を優勝。スエヒロコマンダー自身も決して大きな馬ではなかったが、7勝目を挙げた札幌日経オープンでは60kgの斤量をものともせずに逃げ切った。持ち前の勝負根性を受け継ぎ、今後も闘争心あふれる産駒が登場していくことだろう。
取材班
現役時代は60戦7勝の成績を残し、1999年の鳴尾記念(G2)と小倉大賞典(G3)を優勝。昨年は道営デビューの産駒イナズマアマリリスがファンタジーS(Jpn3)を制し、続く阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)でも5着に好走した。
現在は種牡馬として新冠町の優駿スタリオンステーションで繋養され、種付けシーズン終了後は赤石久夫牧場で英気を養っている。オフシーズンを管理している赤石さんにお話を伺うと、「体調面は変わりなく順調ですね。年齢を重ねて落ち着いてきましたよ。こちらの環境にも慣れて、馬体もふっくらしてきました。」と、近況を語る。
朝7時30分から夕方4時まで放牧しているという。馬体重は500kgほど。写真を撮らせていただくと、堂々とした立ち姿を見せてくれた。「人間にかかってくることはないし、扱いやすい馬ですね。」と、赤石さん。食欲も旺盛で、脚元も何ら問題ないという。生まれ故郷の新冠町で、リラックスした日々を送っているようだ。
スエヒロコマンダーの母も娘のイナズマアマリリスも新冠町・小泉牧場生産馬。イナズマアマリリスの血統表には小泉牧場の生産馬がズラリと並ぶ。昨秋のファンタジーS(Jpn3)制覇の折には、大事に守ってきた血統で重賞を勝つ喜びを、同牧場の小泉社長はかみしめていた。
小泉社長にもお話を伺ってみると、「(スエヒロコマンダーを種付けした繁殖牝馬は)今年9頭受胎したようですね。イナズマアマリリスはオークス(Jpn1)の後休養しまして、暮れから年明けの復帰を目指しています。」とのこと。
他にもスエヒロコマンダー産駒で同牧場生産馬のメトロシュタインが中央で4勝を挙げ、収得賞金も9,000万円を突破。父同様に古馬になってメキメキと力を付けている。牡馬の筆頭格としてこちらも更なる活躍に期待がかかる。「スエヒロコマンダー産駒でまた重賞勝ち馬を出せると嬉しいですね。」と、小泉社長は希望を膨らませている。
スエヒロコマンダーの母スエヒロジョウオーは390kgの小柄な体ながら1992年の阪神3歳牝馬S(G1)を優勝。スエヒロコマンダー自身も決して大きな馬ではなかったが、7勝目を挙げた札幌日経オープンでは60kgの斤量をものともせずに逃げ切った。持ち前の勝負根性を受け継ぎ、今後も闘争心あふれる産駒が登場していくことだろう。
取材班