ハギノカムイオーを訪ねて~本桐牧場
新ひだか町三石の本桐牧場へ“華麗なる一族”の一頭、ハギノカムイオーを訪ねた。
さかのぼること30年。本馬が当歳時に上場されたせりでは、その血統の良さから当時の史上最高価格(1億8500万円)で落札され、デビュー前から注目を集めた。現役時代は卓越したスピードでファンを沸かせ、1983年の宝塚記念を優勝。種牡馬としては残念ながら目立った成績を残せなかったが、母の父としてテイエムオオアラシ、シンカイウンの2頭の重賞ウイナーを送り出した。
同牧場スタッフの小林さんにお話を伺うと、「高齢のため腰が弱ってきていますが、元気ですよ。歯の方はまだ大丈夫で、しっかり食べています。」と、近況を教えてくれた。秋季は朝5時から夕方4時まで放牧している。寒さが増してくると馬服を着せて放牧するそうだ。外が明るくなると馬房の中を動き回り、早く放牧地に出たい素振りを見せるという。
性格面に関しては、「普段は大人しいですが、時々カッとなるところがありますね。」と、小林さん。人間で言えば100歳に到達するほどの馬とあって、顔つきはおじいちゃんの顔をしているが、放牧地では力強い足取りで歩く。
「放牧地ではよく動いています。10月頃になるとしっかり冬毛が出てきて、春になるとちゃんと冬毛が抜けます。季節に応じて体を作っていますし、体の新陳代謝も良いのでしょうね。」と、小林さんは本馬の体調管理の良さに感心している。放牧地にはせっせと歩いた跡が残っており、健康維持の秘訣は日ごろのウォーキングにあるようだ。
今年ついに30歳の大台に乗ったハギノカムイオー。今回の取材では健在ぶりを実感した。「これからも長生きしてもらって、サラブレッドの長寿記録に近づけると良いですね。」と、牧場の皆さんは願っている。
見学に来る方は関東、関西方面を中心に北海道外からお越しの方がほとんどだそうで、毎年来られるリピーターも多いそうだ。
取材班
さかのぼること30年。本馬が当歳時に上場されたせりでは、その血統の良さから当時の史上最高価格(1億8500万円)で落札され、デビュー前から注目を集めた。現役時代は卓越したスピードでファンを沸かせ、1983年の宝塚記念を優勝。種牡馬としては残念ながら目立った成績を残せなかったが、母の父としてテイエムオオアラシ、シンカイウンの2頭の重賞ウイナーを送り出した。
同牧場スタッフの小林さんにお話を伺うと、「高齢のため腰が弱ってきていますが、元気ですよ。歯の方はまだ大丈夫で、しっかり食べています。」と、近況を教えてくれた。秋季は朝5時から夕方4時まで放牧している。寒さが増してくると馬服を着せて放牧するそうだ。外が明るくなると馬房の中を動き回り、早く放牧地に出たい素振りを見せるという。
性格面に関しては、「普段は大人しいですが、時々カッとなるところがありますね。」と、小林さん。人間で言えば100歳に到達するほどの馬とあって、顔つきはおじいちゃんの顔をしているが、放牧地では力強い足取りで歩く。
「放牧地ではよく動いています。10月頃になるとしっかり冬毛が出てきて、春になるとちゃんと冬毛が抜けます。季節に応じて体を作っていますし、体の新陳代謝も良いのでしょうね。」と、小林さんは本馬の体調管理の良さに感心している。放牧地にはせっせと歩いた跡が残っており、健康維持の秘訣は日ごろのウォーキングにあるようだ。
今年ついに30歳の大台に乗ったハギノカムイオー。今回の取材では健在ぶりを実感した。「これからも長生きしてもらって、サラブレッドの長寿記録に近づけると良いですね。」と、牧場の皆さんは願っている。
見学に来る方は関東、関西方面を中心に北海道外からお越しの方がほとんどだそうで、毎年来られるリピーターも多いそうだ。
取材班