ブレーブテンダーを訪ねて~福島県・松浦RC
1997年のアーリントンカップ(G3)を制したブレーブテンダー(セン16歳、父Gulch 母Larida)を福島県南相馬市の松浦ライディングセンターに訪ねた。
本馬は米国産の外国産馬。1996年3歳(現2歳)の11月にデビュー戦を勝利すると、2戦目にして、ラジオたんぱ杯3歳ステークス(G3)でメジロブライトの2着に入り注目される。明けて4歳のシンザン記念(G3)5着を挟み、アーリントンカップ(G3)では1番人気に応えて優勝した。ニュージーランドトロフィー(G2)、NHKマイルカップ(G1)は共にシーキングザパールの2着に惜敗した。以後の平地競走では勝ち星を挙げることが出来なかったが、7歳(現6歳)にして転機を迎える。
この年から障害競走に出走するようになった本馬は、3戦目に障害競走初勝利を挙げると、その後はタフに活躍を続け、障害重賞勝ちは無いものの、障害オープン競走で4勝を挙げる大活躍を見せた。10歳の2月まで走り続け、通算成績69戦7勝(平地32戦2勝、障害37戦5勝)という息の長い活躍だった。
引退後は、JRA栗東トレーニングセンターの乗馬苑で活躍していた本馬だが、今年の4月にノースヒルズマネジメントの引退馬を多く預かる、福島県南相馬市の松浦ライディングセンターへとやって来た。体高の低い体に、上半身はムキムキ、Gulch産駒らしい体型をしている。
「馬体が黒々としていて、派手な四白(4本脚のソックス模様)、『相馬野馬追』の騎馬としては、見栄えのする馬ですよ。性格は気ままなところがありますが、初参加でも立派に騎馬を勤めてくれました。」と語るのは松浦ライディングセンター代表の松浦秀昭さん。
『相馬野馬追』は7月の3日間だけだが、相馬地区では年に2度、4月と10月にジョッキースタイルの草競馬が行われている他に、JRAの競馬場や、大井競馬場、日本各地からもイベントに呼ばれている。日頃の調教は、牧場の馬場で行うが、地面が硬くなる冬場は海岸の砂浜を使って行っているそうだ。
今回、紹介した重賞勝ち馬4頭は、大切な預かり馬という事で、他所への出張や、草競馬の参加はしていないそうだ。ブレーブテンダーに関しては、昨年11月に、BTCの功労馬制度(引退名馬飼養環境整備事業)に申請したばかりという事で、今年度からの対象馬となる見込みだ。
取材班
本馬は米国産の外国産馬。1996年3歳(現2歳)の11月にデビュー戦を勝利すると、2戦目にして、ラジオたんぱ杯3歳ステークス(G3)でメジロブライトの2着に入り注目される。明けて4歳のシンザン記念(G3)5着を挟み、アーリントンカップ(G3)では1番人気に応えて優勝した。ニュージーランドトロフィー(G2)、NHKマイルカップ(G1)は共にシーキングザパールの2着に惜敗した。以後の平地競走では勝ち星を挙げることが出来なかったが、7歳(現6歳)にして転機を迎える。
この年から障害競走に出走するようになった本馬は、3戦目に障害競走初勝利を挙げると、その後はタフに活躍を続け、障害重賞勝ちは無いものの、障害オープン競走で4勝を挙げる大活躍を見せた。10歳の2月まで走り続け、通算成績69戦7勝(平地32戦2勝、障害37戦5勝)という息の長い活躍だった。
引退後は、JRA栗東トレーニングセンターの乗馬苑で活躍していた本馬だが、今年の4月にノースヒルズマネジメントの引退馬を多く預かる、福島県南相馬市の松浦ライディングセンターへとやって来た。体高の低い体に、上半身はムキムキ、Gulch産駒らしい体型をしている。
「馬体が黒々としていて、派手な四白(4本脚のソックス模様)、『相馬野馬追』の騎馬としては、見栄えのする馬ですよ。性格は気ままなところがありますが、初参加でも立派に騎馬を勤めてくれました。」と語るのは松浦ライディングセンター代表の松浦秀昭さん。
『相馬野馬追』は7月の3日間だけだが、相馬地区では年に2度、4月と10月にジョッキースタイルの草競馬が行われている他に、JRAの競馬場や、大井競馬場、日本各地からもイベントに呼ばれている。日頃の調教は、牧場の馬場で行うが、地面が硬くなる冬場は海岸の砂浜を使って行っているそうだ。
今回、紹介した重賞勝ち馬4頭は、大切な預かり馬という事で、他所への出張や、草競馬の参加はしていないそうだ。ブレーブテンダーに関しては、昨年11月に、BTCの功労馬制度(引退名馬飼養環境整備事業)に申請したばかりという事で、今年度からの対象馬となる見込みだ。
取材班