サクラプレジデントを訪ねて~レックススタッド
通算成績12戦4勝、札幌2歳ステークス(G3)、札幌記念(G2)、中山記念(G2)と重賞3勝を挙げたサクラプレジデントをレックススタッドに訪ねた。本馬は皐月賞(G1)を2番人気で2着、日本ダービー(G1)を2番人気で7着、菊花賞(G1)を3番人気で9着と、常にファンの支持を受けていたが、残念ながらG1のタイトルには手が届かなかった。しかし、3歳時に挑んだ札幌記念(G2)では古馬を相手に33.7秒の末脚を繰り出して優勝し、“G1級”の力を見せてくれた。
2005年よりレックススタッドで種牡馬入りし、昨年産駒がデビューした。初年度の2005年106頭、2006年113頭、2007年111頭、2008年128頭と4年続けて三桁の繁殖牝馬を集めたが、今年は63頭と半減してしまった。初年度産駒からはスイートピーステークス2着でオークス(Jpn1)にも出走したサクラローズマリーが活躍。8月16日には2年目の世代からサクラテンペストが勝ち上がりを決めた。
「常に新しい種牡馬に注目がいく世界ですから、今年は苦戦してしまいました。しかし、4年間100頭以上に種付けを行ってきたので、この4世代から大物が出てくれることを期待しています」とはレックススタッド場長の泉山義春さん。
本馬の近況について伺うと、「うちにもたくさんのサンデーサイレンス系種牡馬がいますが、この馬はおっとりした性格ですね。体形もそうですが、母父のマルゼンスキーが色濃く出ているのでしょう」とのこと。放牧地で本馬の姿を見て驚いたのは、種牡馬5年目とは思えないようなスッキリした体形、皮膚の薄さも際立って見える。「うちに繋用している種牡馬は全体的にスリムな体形を維持するように心がけています。そのおかげで種付けも仕事が早いですよ」メタボリックとは無縁の健康的な生活を送っているようだ。
レックススタッドでは放牧地での一般見学を行っているが、この日も多くの競馬ファンが訪れていた。本馬はヒシミラクルやザッツザプレンティと並んでファンの人気も高い。生産者の人気も高くなるように、産駒の活躍に期待したいものだ。
取材班
2005年よりレックススタッドで種牡馬入りし、昨年産駒がデビューした。初年度の2005年106頭、2006年113頭、2007年111頭、2008年128頭と4年続けて三桁の繁殖牝馬を集めたが、今年は63頭と半減してしまった。初年度産駒からはスイートピーステークス2着でオークス(Jpn1)にも出走したサクラローズマリーが活躍。8月16日には2年目の世代からサクラテンペストが勝ち上がりを決めた。
「常に新しい種牡馬に注目がいく世界ですから、今年は苦戦してしまいました。しかし、4年間100頭以上に種付けを行ってきたので、この4世代から大物が出てくれることを期待しています」とはレックススタッド場長の泉山義春さん。
本馬の近況について伺うと、「うちにもたくさんのサンデーサイレンス系種牡馬がいますが、この馬はおっとりした性格ですね。体形もそうですが、母父のマルゼンスキーが色濃く出ているのでしょう」とのこと。放牧地で本馬の姿を見て驚いたのは、種牡馬5年目とは思えないようなスッキリした体形、皮膚の薄さも際立って見える。「うちに繋用している種牡馬は全体的にスリムな体形を維持するように心がけています。そのおかげで種付けも仕事が早いですよ」メタボリックとは無縁の健康的な生活を送っているようだ。
レックススタッドでは放牧地での一般見学を行っているが、この日も多くの競馬ファンが訪れていた。本馬はヒシミラクルやザッツザプレンティと並んでファンの人気も高い。生産者の人気も高くなるように、産駒の活躍に期待したいものだ。
取材班