ダイタクバートラムを訪ねて ~ 荻伏 日高S.S
長距離重賞の阪神大賞典GⅡ、ステイヤーズステークスGⅢを優勝し、ステイヤーとして活躍しただけでなく、北九州記念GⅢではレコード勝利。スタミナだけでなくスピードも兼ね備えた個性派として人気だったダイタクバートラムを繋養先の日高スタリオンステーションに訪ねた。
日高スタリオンは静内方面から国道235号を東上、浦河町市街の手前になる東栄地区にある。小高い丘の上からは太平洋を望む事ができ、道路を挟んだ砂利の広場は、夏は特産の日高昆布干しの場となる。隣接する笠松牧場からは昨年のダービー馬ディープスカイを輩出した。
ちょうど1週間前に、種付けシーズンをこちらで過ごす芦毛のスピードワールド(種牡馬)が入厩。年々白くなる“芦毛馬”の存在は異端の存在で、スピードワールドの入厩は毎年の恒例行事ながら、馬達は慣れるまでそわそわと落ち着かないらしい。
取材日のダイタクバートラムは、笠松牧場側に面した放牧地で放牧されていたが、日高スタリオンのスタッフさん曰く「馬っけの強い馬は海岸側、おとなしい馬は牧場側。」に放牧するそうで、海岸側のウインクリューガーがスピードワールドや隣の牝馬を気にしている中、黙々と草を食んでいた。
現在は、早朝5:00頃から10:00頃までの放牧。その後は馬房で過ごす事になるが、種牡馬シーズンも始まったばかりで、今はゆったりした時間を過ごしているようだ。「人に甘えてくるおっとりしたタイプ」で、スタッフの手を焼かせない優等生とのこと。
ダイタクバートラムは初年度2006年20頭、2007年7頭、2008年11頭に種付けを行い、今年産駒がいよいよデビューとなる。決して多くはない産駒数であるが、古馬になってから本格化を迎えた本馬の活躍にならい、長い目で応援したい。
日高案内所取材班
日高スタリオンは静内方面から国道235号を東上、浦河町市街の手前になる東栄地区にある。小高い丘の上からは太平洋を望む事ができ、道路を挟んだ砂利の広場は、夏は特産の日高昆布干しの場となる。隣接する笠松牧場からは昨年のダービー馬ディープスカイを輩出した。
ちょうど1週間前に、種付けシーズンをこちらで過ごす芦毛のスピードワールド(種牡馬)が入厩。年々白くなる“芦毛馬”の存在は異端の存在で、スピードワールドの入厩は毎年の恒例行事ながら、馬達は慣れるまでそわそわと落ち着かないらしい。
取材日のダイタクバートラムは、笠松牧場側に面した放牧地で放牧されていたが、日高スタリオンのスタッフさん曰く「馬っけの強い馬は海岸側、おとなしい馬は牧場側。」に放牧するそうで、海岸側のウインクリューガーがスピードワールドや隣の牝馬を気にしている中、黙々と草を食んでいた。
現在は、早朝5:00頃から10:00頃までの放牧。その後は馬房で過ごす事になるが、種牡馬シーズンも始まったばかりで、今はゆったりした時間を過ごしているようだ。「人に甘えてくるおっとりしたタイプ」で、スタッフの手を焼かせない優等生とのこと。
ダイタクバートラムは初年度2006年20頭、2007年7頭、2008年11頭に種付けを行い、今年産駒がいよいよデビューとなる。決して多くはない産駒数であるが、古馬になってから本格化を迎えた本馬の活躍にならい、長い目で応援したい。
日高案内所取材班