スプリングドリューを訪ねて~白老 習志野牧場
2007年の福島牝馬Sを勝ったスプリングドリュー(牝9歳、父ミシル)に1月19日、待望の初仔(牡、父アドマイヤムーン)が生まれた。高速道路を使えば、北の玄関口、新千歳空港から車で30分強。樽前山が見守る白老地区にスプリングドリューがいた。
同馬は、様似町の清水スタッドの生産馬。2歳10月にデビューし、3歳で未勝利戦に勝った直後に重賞のフラワーCに挑戦するなど厩舎の期待馬の1頭だったが、本格化は6歳になってから。新潟競馬場の三面川特別、中山競馬場のニューマーケットCを連勝してオープン入り。その後、キャリアを重ねながら力をつけて、7歳春の福島牝馬Sで豪快な追い込み勝ちを決めた。
レース前から混戦模様のこのレース。1番人気のコスモマーベラスの単勝オッズは5・4倍で、単勝5番人気までが10倍をきるオッズを示していた。ダイワパッション、ヤマニンメルベイユ、ジョリーノエルらが激しく先行争いをし、前半5ハロンの通過が58秒0とよどみないペース。2番人気のヤマニンメルベイユが4角で先頭にたったところ、後方待機策をとった9番人気のスプリングドリューが豪快に伸びた。デビューから44戦目の重賞初制覇だった。その後、同年秋のエリザベス女王杯13着を最後に現役生活を引退。配合相手に選ばれたのは同年の年度代表馬アドマイヤムーンだった。
新雪で、白く染まった習志野牧場の放牧地に、芦毛の馬体がまぶしく映える。07年の年度代表馬アドマイヤムーンを父に持つ鹿毛の牡馬だ。「スプリングドリューにとってもはじめての産駒だから、ちょっと神経質になっているかな。でも、賢い馬だからすぐに慣れると思う」とスプリングドリューに対する吉田社長の評価は高い。
「やっぱり重賞を勝つような馬はどこか違うね。貫禄がある。1回で受胎してくれて、こうしてしっかりした牡馬を生んでくれるのだから先々が楽しみだよ」と笑顔がこぼれている。
放牧地では、常に仔馬をかばい、寄り添うような仕草を見せる。母乳の量も豊富でよい母親ぶりだという。「このまま順調に育って欲しいね。父親にとっても、母親にとっても初めての仔だから、馬主さんの期待も高い。それに応えて欲しい」とエールを送っている。
日高案内所取材班
同馬は、様似町の清水スタッドの生産馬。2歳10月にデビューし、3歳で未勝利戦に勝った直後に重賞のフラワーCに挑戦するなど厩舎の期待馬の1頭だったが、本格化は6歳になってから。新潟競馬場の三面川特別、中山競馬場のニューマーケットCを連勝してオープン入り。その後、キャリアを重ねながら力をつけて、7歳春の福島牝馬Sで豪快な追い込み勝ちを決めた。
レース前から混戦模様のこのレース。1番人気のコスモマーベラスの単勝オッズは5・4倍で、単勝5番人気までが10倍をきるオッズを示していた。ダイワパッション、ヤマニンメルベイユ、ジョリーノエルらが激しく先行争いをし、前半5ハロンの通過が58秒0とよどみないペース。2番人気のヤマニンメルベイユが4角で先頭にたったところ、後方待機策をとった9番人気のスプリングドリューが豪快に伸びた。デビューから44戦目の重賞初制覇だった。その後、同年秋のエリザベス女王杯13着を最後に現役生活を引退。配合相手に選ばれたのは同年の年度代表馬アドマイヤムーンだった。
新雪で、白く染まった習志野牧場の放牧地に、芦毛の馬体がまぶしく映える。07年の年度代表馬アドマイヤムーンを父に持つ鹿毛の牡馬だ。「スプリングドリューにとってもはじめての産駒だから、ちょっと神経質になっているかな。でも、賢い馬だからすぐに慣れると思う」とスプリングドリューに対する吉田社長の評価は高い。
「やっぱり重賞を勝つような馬はどこか違うね。貫禄がある。1回で受胎してくれて、こうしてしっかりした牡馬を生んでくれるのだから先々が楽しみだよ」と笑顔がこぼれている。
放牧地では、常に仔馬をかばい、寄り添うような仕草を見せる。母乳の量も豊富でよい母親ぶりだという。「このまま順調に育って欲しいね。父親にとっても、母親にとっても初めての仔だから、馬主さんの期待も高い。それに応えて欲しい」とエールを送っている。
日高案内所取材班