アドマイヤマックスを訪ねて~ビッグレッドファーム
アドマイヤマックスが2年ぶりにビッグレッドファームに帰ってきた。同馬は、日高町のブリーダーズスタリオンステーションと新冠町のビッグレッドファームを2年おきに行き来するシャトルスタリオン。すでにデビューを果たした初年度産駒はJRAで2頭が勝ちあがるなど順調なスタートをきっており、人気が予想される充実の5年目シーズンは、種牡馬生活をスタートさせたビッグレッドファームで送ることになる。
「懐かしいのか、珍しいのか、馬房の窓から放牧地を見ていることが多いですね」とスタリオンスタッフ。すっかり種牡馬らしさを増した同馬に頼もしそうな視線を送る。
午後3時。ビッグレッドファームの放牧時間(夏期)になると、まるで順番を待ちきれない子供のように落ち着きを失う。心なしか、表情が緩んでいるようにも見える。日々欠かさず行なわれるボディチェック。そして手入れをされ、放牧地へ向かう。はしゃぐ子供をたしなめられるようにスタッフが手綱を引く。自由を与えられると、まるでためていたエネルギーを発散するかの如く、一目散に走り出した。
「おおぉ」と見学者から歓声ともどよめきともつかない声があがる。携帯電話のカメラでは追いきれないほどのスピードだ。それに感化されるかのように隣接する放牧地にいたマイネルラヴが走り出す。スプリンターズSの覇者と、高松宮記念の勝者。現役時代は顔をあわせることがなかった2頭の豪華競演がしばらく続いたが、先に落ち着きを取り戻したのは若いアドマイヤマックスの方だった。
「当スタリオンでも期待の大きな1頭です。早い段階で2頭の勝馬が出たということは嬉しい限りです」と蛯名聡マネージャー。「この馬自身が古馬になってG1を勝ったようにスピード馬にありがちな早熟タイプではないと思います。これからが楽しみですね」と笑顔を広げている。
取材班
「懐かしいのか、珍しいのか、馬房の窓から放牧地を見ていることが多いですね」とスタリオンスタッフ。すっかり種牡馬らしさを増した同馬に頼もしそうな視線を送る。
午後3時。ビッグレッドファームの放牧時間(夏期)になると、まるで順番を待ちきれない子供のように落ち着きを失う。心なしか、表情が緩んでいるようにも見える。日々欠かさず行なわれるボディチェック。そして手入れをされ、放牧地へ向かう。はしゃぐ子供をたしなめられるようにスタッフが手綱を引く。自由を与えられると、まるでためていたエネルギーを発散するかの如く、一目散に走り出した。
「おおぉ」と見学者から歓声ともどよめきともつかない声があがる。携帯電話のカメラでは追いきれないほどのスピードだ。それに感化されるかのように隣接する放牧地にいたマイネルラヴが走り出す。スプリンターズSの覇者と、高松宮記念の勝者。現役時代は顔をあわせることがなかった2頭の豪華競演がしばらく続いたが、先に落ち着きを取り戻したのは若いアドマイヤマックスの方だった。
「当スタリオンでも期待の大きな1頭です。早い段階で2頭の勝馬が出たということは嬉しい限りです」と蛯名聡マネージャー。「この馬自身が古馬になってG1を勝ったようにスピード馬にありがちな早熟タイプではないと思います。これからが楽しみですね」と笑顔を広げている。
取材班