ヤマニンアラバスタを訪ねて~錦岡牧場
通算成績39戦5勝、2歳から7歳まで長きに渡って活躍したヤマニンアラバスタを新冠町の錦岡牧場に訪ねた。
本馬は父ゴールデンフェザント、母ヤマニンリコールと共に芦毛の両親を持つ芦毛の牝馬。本馬の活躍のピークは、条件戦の佐渡特別(1000万下)、新潟記念(G3)、府中牝馬ステークス(G3)と3連勝した4歳時だが、当時薄い灰色がかった馬体は年齢を重ねるごとに白さを増していた。引退した現在は、白さに一層の磨きがかかっていた。たてがみは薄いクリーム色でなんとも美しい。
「うちはオーナーブリーダーなので、繁殖にあがる牝馬は生まれ育った場所に戻ってきます。この馬の育成時代は結構テンションが高くなる馬だったのですが、今はすっかり落ち着きました。やはり生まれ故郷を覚えているんでしょうね。いいお母さんになってくれると思いますよ。」と語ってくれたのは新和育成場の引木場長。
昨年のアルゼンチン共和国杯(Jpn2)10着を最後に、競走生活を引退した本馬は新和育成場に入厩し、繁殖に向けての体作りをおこなった。今春の種付けは1回目で成功し、ダイワメジャーを受胎中とのことだが、年内に泊津繁殖場に移動して来春の出産に備えるそうだ。
現在、放牧地で一緒に過ごす相棒の名はヤマニンエスコート(父、ミスターシービー)。現役時代は障害で活躍し、2001年京都ジャンプステークス(JG3)3着、東京ハイジャンプ(JG2)3着。牛若丸ジャンプステークスでは、後に中山大障害(JG1)を制すユウフヨウホウを破って優勝している。
ここでヤマニンエスコートを知るオールドファンは「あれ、ヤマニンエスコートって牡馬じゃなかった?(というか元・牡馬のセン馬だったはずだよね)」と思うことだろう。
なんと、新和育成場でアテ馬として働いているヤマニンエスコートと同じ放牧地で過ごしているのだ。しかも、驚くほど仲が良い。ヤマニンエスコートの後をついて歩くヤマニンアラバスタ、人の世なら「夫唱婦随」にも見えるのだが、なんとも不思議な性別を超えた“関係”だ。
取材班
本馬は父ゴールデンフェザント、母ヤマニンリコールと共に芦毛の両親を持つ芦毛の牝馬。本馬の活躍のピークは、条件戦の佐渡特別(1000万下)、新潟記念(G3)、府中牝馬ステークス(G3)と3連勝した4歳時だが、当時薄い灰色がかった馬体は年齢を重ねるごとに白さを増していた。引退した現在は、白さに一層の磨きがかかっていた。たてがみは薄いクリーム色でなんとも美しい。
「うちはオーナーブリーダーなので、繁殖にあがる牝馬は生まれ育った場所に戻ってきます。この馬の育成時代は結構テンションが高くなる馬だったのですが、今はすっかり落ち着きました。やはり生まれ故郷を覚えているんでしょうね。いいお母さんになってくれると思いますよ。」と語ってくれたのは新和育成場の引木場長。
昨年のアルゼンチン共和国杯(Jpn2)10着を最後に、競走生活を引退した本馬は新和育成場に入厩し、繁殖に向けての体作りをおこなった。今春の種付けは1回目で成功し、ダイワメジャーを受胎中とのことだが、年内に泊津繁殖場に移動して来春の出産に備えるそうだ。
現在、放牧地で一緒に過ごす相棒の名はヤマニンエスコート(父、ミスターシービー)。現役時代は障害で活躍し、2001年京都ジャンプステークス(JG3)3着、東京ハイジャンプ(JG2)3着。牛若丸ジャンプステークスでは、後に中山大障害(JG1)を制すユウフヨウホウを破って優勝している。
ここでヤマニンエスコートを知るオールドファンは「あれ、ヤマニンエスコートって牡馬じゃなかった?(というか元・牡馬のセン馬だったはずだよね)」と思うことだろう。
なんと、新和育成場でアテ馬として働いているヤマニンエスコートと同じ放牧地で過ごしているのだ。しかも、驚くほど仲が良い。ヤマニンエスコートの後をついて歩くヤマニンアラバスタ、人の世なら「夫唱婦随」にも見えるのだが、なんとも不思議な性別を超えた“関係”だ。
取材班