馬産地コラム

ヤマニンシュクルを訪ねて

  • 2008年12月04日
「重度の屈腱炎で、もうダメかもしれないという状態から復活して重賞を勝ってくれた馬ですからね。牧場に迎え入れたときはひとしおでした。」と錦岡牧場の高見進繁殖主任。人に対しては従順だが、放牧地ではマイペースな一面をみせて、適度な放任主義で仔育てもうまい。「離れているようでも、視界の隅には必ずわが子をいれていますね。初めての出産がディープインパクトで人間の方が緊張しましたが、無事に生まれてくれてほっとしています。このまま無事に送り出したいです。」と安堵の表情を浮かべている。