馬産地コラム

ビーナスラインを訪ねて

  • 2007年12月26日
 今年9月に生まれ故郷の酒井牧場に帰ってきた。同じ「上がり馬」の僚馬と2頭で、5ヘクタール近い広々とした放牧地で暮らす。「来春の配合はまだ未定なんですが、今はとにかく長かった現役生活の疲れを取って、青草を食べさせ、ゆっくりリフレッシュできるようにと、ここに置いております。」(酒井一馬氏)。性格的には割に大人しいらしく、調教師(堀宣行師)によれば「2~3歳の頃は結構ヤンチャだったけれど、年齢を重ねるごとに徐々に落ち着いてきた。」のだそうな。撮影者の姿を見るなり、興味津々といった表情で近づいてきたあたり、まだ若々しさが十分に覗える。