馬産地コラム

トーホウエンペラーを訪ねて

  • 2009年12月04日
「決して満足できる頭数ではないですが、それなりに頑張ったシーズンでしたね」とやや複雑な表情で1年を振り返ってくれたのはアロースタッドの今野進二主任だ。減少傾向だった種付頭数が微増。昨年は7頭だったものが、今年は16頭の繁殖牝馬へと配合した。「地味ながらも産駒は堅実に走ってくれているのが評価されたのだと思います。たくさん付ければ、それなりに走ってくれるんですけどね」というが、それでもオーナーの所有馬を中心に産駒を残している。それはとても幸せなことなのだ。