馬産地コラム

フサイチホウオーを訪ねて

  • 2009年08月13日
初年度の配合頭数は24頭。「もっと人気になると思ったんですが、正直、不本意なシーズンでしたね」と今野主任。不敗のまま皐月賞(Jpn1)に駒を進め、ダービー(Jpn1)で1番人気に支持された馬としては寂しいシーズンになってしまった。「種付けは試験種付けのときからベテランの域。牝馬に負担をかけないようにソフトに、とても上手でしたよ。それだけにもっと多くの仔を残してやりたい」という。「現役時代から激しさはもっていますが、種牡馬になるような馬はそれが当たり前。上手に付き合っていきたい」と職人集団のリーダーらしい発言で締めくくってくれた。