馬産地コラム

トゥザヴィクトリーを訪ねて

  • 2007年11月27日
06年のセレクトレールにおいて、キングカメハメハとの間に生まれた4番仔が牝馬ながら国内市場最高値の6億円で落札され、大きな話題をさらった。しかし、そんな騒ぎはどこ吹く風。本馬は至ってマイペースに日々を過ごしている。「放牧地でもそんなに目立つ方ではないですね。一歩引いたところから周りを見て、自分からケンカを売ることはないけど、やられたらやり返すタイプ。いざという時は強いですよ」とスタッフ。周りを見ながら脚をため、ゴール前の激戦をハナ差制したエリザベス女王杯、今思えば彼女自身の性格を映し出していたような気がしてならない。