馬産地コラム

フレンチデピュティ(USA)を訪ねて

  • 2008年08月27日
感情をほとんど表に出すことなく、放牧地ではいつものんびりと草を噛んでいる。「産駒が1000mのアイビスサマーダッシュに勝ったと思えば、3200mの天皇賞(春)も勝って、ほんとうに偉大な種牡馬です。」とねぎらわれるが、今年は種付期間中にケガをして約1ヶ月ほど休んでしまった。「あれが良い休養になったのか、16歳のシーズンとしては受胎率もよくて効率的なシーズンでした。」と振り返る。夏の陽射しを浴びて美しく光る栗毛の馬体が来シーズンの頑張りを約束してくれている。