馬産地コラム

アラデヤ(GB)を訪ねて

  • 2007年12月26日
 タタソールの市場にて富田さん自身が競り落としてきた思い入れのある繁殖牝馬。当初は別の馬を競るつもりでいたところ、あまりにも高くなってしまい、一休みするべく市場内を散策していたら、偶然このアラデヤが目の前を通りかかったのだとか。馬っぷりの良さが目に付き、すぐ購入を決意したという。「性格的にはきついですよ、この馬は。」と富田さんは言うが、順調に出産し続けており、繁殖牝馬としてはかなり優秀である。マイネルスケルツィは3産目の産駒。調べてみると、初年度より連続して4頭も牡馬の産駒を生み続けている。今年はロックオブジブラルタルを受胎。昨年セレクトセールにてクロフネ当歳が日高では屈指の高額(税込み5,145万円)で取引された。