馬産地コラム

キングヘイローを訪ねて

  • 2008年12月24日
内国産種牡馬の雄。今年はローレルゲレイロがマイル戦線をにぎわせた。「カワカミプリンセスが牡馬だったら、と思うこともありますね。この馬には、ふさわしい後継種牡馬を残したいですよ。」とスタリオンスタッフ。まだ13歳。焦る年齢ではないが、史上初めて不敗のままオークス、秋華賞を連覇した稀代の名牝を輩出した種牡馬を預かるプレッシャーを感じさせる言葉だ。当の本人は、住み慣れた放牧地をせわしなく歩きまわっている。その姿は昨年となんら変わりがない。「今年は126頭。これくらいの頭数だったら、楽にこなします。充実したシーズンでしたよ。」と胸をはった。